おばあちゃんの原宿はやはりおばあちゃんたちに人気の街。
昨日は終日、巣鴨で会議。
朝始まるまでに時間があったので、巣鴨地蔵通り商店街をぶらぶらしました。
巣鴨は私がよく歩く街。
定期的におじーちゃん・おばーちゃんの観察(?)で訪れています。
さまざまな変化があり、厳密に言うと昨年ぐらいから巣鴨からは「高齢者が少しずつ離れている」のです。
70代以上は相変わらず多いですが、50~60代が減り、30~40代が増えている)のです。
少しずつ巣鴨も変わっているのですが、それでも変わらないのはやはりおじーちゃん・おばー
ちゃんがそぞろ歩く街であるということ。
お線香の香りが漂う街であること。
時間がゆっくり流れている街であるということ。
そして、さまざまな単品一番店が存在している街。
そしてここには巣鴨を代表する一番店「マルジ」さんがあります。
(写真 マルジメンズ館と赤パンツ専門店)
マルジさんは1952年創業の衣料品専門店です。
もともとは10坪の1店舗からスタートしています。
その後、総合衣料品店としてその名をはせました。
今では4店舗を構えています。
巣鴨に圧倒的に人気の総合衣料品の店があり、そこのトップがよく勉強会にいらっしゃっていたので、私も何度もお目にかかってその存在を知っていました。
初めてマルジさんを訪れた時にはまだ赤パンツのマルジではなく、総合衣料品の繁盛店マルジでしたから、22歳の私にはその良さがわからず、こういう店が繁盛するんだなあと感じた程度でした。
しかし、それから28年たって、あらためてマルジさんを見るとそのすごさがわかります。
今も圧倒的な品ぞろえでお客様をひきつけるマルジのMD力。
オープンな店づくりで入りやすさを実現している店構え。
店頭で声をだして接客する元気のいいスタッフ。
店頭で値ごろな特価品をおいてセルフ購買をうながワゴン展開。
そして、その時々の時流にあわせた商品を常に仕入れる仕入力。
さまざまな面が群を抜いて「徹底されている」から強いのです。
まさに徹底度合い一番店。
繁盛店の原理原則を徹底的に守っているからこそ、今もお客様を集め続けているのです。
赤パンツが今では有名な同店ですが、「マルジ メンズ館」を独立させているのもナイス!!ですし、従来の総合衣料品店的品揃えもぐっときます。
そしてキャッチフレーズは「幸福を生む店」。
今ではマルジといえば幸せの店なのです。
世界経済が減速という話ですが、世界がどうなろうとこれからの日本は高齢者が増加していきます。
つまり巣鴨のような街がこれから増えていくということです。
その時に変わらずお客様に支持されるのは、やるべきことを徹底しているわかりやすい店。
それが魅力を持ち続けるポイント。
幸せになりたい願望はこれからますます増加するでしょう。
景気がどうなろうと幸せになりたい人はたくさんいますから。
マルジさんにその原点を思い出させられました。
今日も巣鴨の商売に学んでいけるいける!!