来月に行う「平将門(たいらのまさかど)と縁を結ぶ」
平将門さんは、源頼朝以前に関東に「武士の国」を打ち立てた人物として知られています。
また、様々な神に比定(同じモノと)されていて、
それは、素戔嗚尊や不動明王など。
そして生前の信仰や彼に従った人たちから、北辰(北極星・北斗七星)(妙見信仰)の加護や稲荷神の加護と通じる神です。
そして地元の茨城県では「国王」神社の神さっとして鎮座しています。
桓武の血を引き、新たなる天皇「新皇」を名乗り、歴史では逆賊と言われても「国王」の座を死んだ後も与えられ。
その上神にされた「人間」
国王は全てを持つ存在です。
同じく神話でなく、わかりやすい神となった「東郷神社」の東郷平八郎さんは、まだ少し神様になりかけと言った感じです。
平将門さんは、もうすっかり神になり神話の時代を生きた現人神(あらひとがみ)が、どういうプロセスで神になっていったのかをスピリチュアル的にも勉強になる神様です。
そして、なんで今回「平将門」さんを選んだのかと言うと存在は神だけど理屈の方は人間なんです。
お金が欲しい理由、好きな人と結ばれたい理由、家を家族を守りたい理由など人間の理屈が通じるから実は凄く人間にとって良い神様なんです。
感じる事の多くなった世の中の不平不満や、他人との距離感が希薄になってしまった寂しさを持つ人が多くなった現代では、「逆賊」として力と、「国王」として人間的な喜びを持つ力を併せ持つ平将門さんは、打ってつけです。
今回の募集をする前に、まずは聞きに行ったら「いいよ!」って軽く豪快な感じで言われましたが、ここら辺は否定されている素戔嗚尊(すさのおのみこと)と凄く似ています(笑
また境内の駐車場側に祀られている末広稲荷神社は、平将門を助けた「製鉄民」に由来するものです。ここら辺が製鉄民族の王だった素戔嗚尊に比定された理由ですね。