金夜に音楽会に行ってきました。

以前、自分の所属している会のために中国茶会をやってくれといわれ、押しの強さに断れず、新店に出張ったことがあって、その時の「車馬費」(いわゆるお給金)が出なかった代わりに、音楽を学んでいる息子絡みで今日のコンサートチットを貰った、といういきさつでした。

The Night of the Baroque Choral Music「バロックコーラルミュージックの夕べ」というタイトルで、サブタイは「台独跨国合唱之夜(台湾ドイツ二カ国による合唱の夜)」。指揮者、ソロの4人(ソプラノ、カウンターテナー、テナー、バス)バロック管弦楽団と女性コーラスはドイツ人、男子コーラスはなんと、台湾人でした。しかも、全員若かった。日本のプロのコーラスのように、髭を生やして太った中年以上のおじ様はいなくて、全員20代前半くらいの勢いに若かったです。

久々に国家音楽廳に行ったけど、係の人の態度のよさに先ずはビックリ。7-8年前に何かのコンサートにいったときは、誘導係の対処がひどく、これで「国家」と呼ぶのかこの場所を、と思ったけど、今回はちゃんとこの列です、と係の人が誘導してくれた。飲食禁止の会場に、コーヒーを持ってはいろうとした白人さんを、上手に丸め込んでその場でコーヒーを飲ませ、カップを受け取っていた。そのカップを捨てて、私を追いかけてきて座席まで案内してくれた。オイオイ、コレホントに台湾か?と、変なツッコミを心の中で入れたくらい。

で、客もレベルアップしていた。以前ヒラリー・ハーンのリサイタルに行ったときは、思わず「台湾人カッコ悪…」と思ってしまうほど、如何にこの手のコンサートに慣れているかのように振舞う人が多く、それでいて、べきでないときに勇み足で真っ先に立ち上がって拍手したり、「ブラボー、アンコール」と叫んだり、なんというか、客がみんな背伸びしている感があったけど、今日の客は皆、コンサート慣れしていて、わきまえがあって、そして、情熱的でした。台湾、進歩著しい。過渡期は見るに耐えないけど、あっという間に色々取り入れて自分のものにしてしまう今の台湾は、よい意味で凄いなあと思います。

カウンターテナーは、あまりクラシカルを聞かない私は初めてでしたが、軽いショックが。凄い裏声。米良美一は外見がちょっと特殊だから、あの声出されてもまあありかな、と思えますが、今日のドイツ人は見た目健康な普通の男の人だったので、声変わり無かったのかなとか思いました。歴史的に、以前は教会は女禁制で、虚勢して声変わりをなくした男性が、コーラスの高音を担当していたのが、カウンターテナーだそうですが、今はそのような歌い手はいないそうなので、今晩の彼は普通の男の人のはず。女性ソロのソプラノを圧倒していました。

たっぷり2時間聞いた後、間のいい嵐のようなアンコールに、出演者さんたちはご満悦のようすでした。サービス精神旺盛な台湾らしく、指揮者とソロの4人に花束、だけではなく、バロック管弦楽団員と女性コーラス全員に、フェルトの花を一本ずつあげていて、非常に台湾らしい気配りだと思いました。多分、何時もは十派一からげで拍手をもらうであろう、演奏家たちとコーラスの女性たちは、凄く嬉しそうでした。こういうハートフルな接客が上手な台湾人。こういうので
台湾が大好きになる外国人芸能人はとても多いと思います。

今回は、以前とは違って、とても良い気分でコンサートを楽しめたので、これからは積極的にチケットかって聞きに来ようかなと思いました。

台湾、もっとよくなれ!

今日の写真はレインコートを着たマフィン。迷彩色は男の子っぽかったかな。ピンクにしてあげればよかった。ママの好みで背開きです。ポンポリース万歳。グッド!



   $あっという間の台湾日記

ペタしてね