マンチェスターU 0ー1 アーセナル
日曜夜に行われたイングランド・プレミアリーグ。
前節、クリスタルパレスに4失点と大敗を喫したユナイテッドは、苦しいチーム事情の中、アーセナルとの大一番に挑みました。
ユナイテッドは、この試合もB・フェルナンデスが不在。
前節は、そのトップ下にマウントを起用しましたが、この試合ではマクトミネイを起用してきましたね。
怪我人が、あまりにも多いためベンチには初めて耳にする若い選手がずらりと並んでいました。
ポゼッションを握ったのは、予想通りアーセナル。
連動したパスワークから、サイドでの1対1、そして最終局面でのキラーパス。
特にウーデゴールのパスはセンスを感じさせます。
意表を突いて何気ない感じでラストパスを出すので、見ていていつも驚かされます。
攻撃面での充実が光るアーセナルですが、クリーンシートの多い守備も素晴らしいですよね。
怪我の状態が心配された冨安も、間に合って先発に名を連ねましたし、彼は対面でのマッチアップが素晴らしいので、よく相手チームのキープレーヤー封じに使われることが多いです。
試合開始から優位にゲームを進めていたアーセナルは、ボールを受けたハヴァーツが、ドリブルで抉り中央にラストパスを送ると、トロサールが合わせてユナイテッドは先制を許してしまいました。
ユナイテッドDFの視界に入らないところからスッと入ってきて合わせる動きとかすごいな~って思います。
でも、ユナイテッドは何もできなかったわけではないですよ。
B・フェルナンデスがいないので、特に攻撃面で創造性がないですが、個の力、特に左サイドのガルナチョはドリブルがキレキレでしたね。
アーセナルDFを完全に翻弄していました。
あとはラストのフィニッシュさえ決めてれば完璧だったんですけどね。
また、右サイドでスタメンに抜擢されたディアロも、良いパフォーマンスを見せていたと思います。
大きなサイドチェンジのパスも、受け手の足元にピタッと届きましたし、決定機こそなかったですが、何かやってくれそうな予感みたいなものは感じさせました。
前後半合わせれば、ユナイテッドの時間もあっただけに、その時間帯で1点でも欲しかったですね。
前節のクリスタルパレス戦を見れば、この試合も一方的なボロ負けを喫するんじゃないかと不安だったんですが、勝てなかったですけど、アーセナルを脅かすことはできたと思います。
終盤、リードを広げようと追加点を狙ってきたアーセナルの攻撃も、GKオナナが素晴らしい反射神経で好セーブを連発していましたし。
だから、勝点1でも欲しかったですね。
ユナイテッドは、残り2試合を残して順位は8位と厳しい位置にいます。
もし、FA杯のタイトルが取れなければ、来季はヨーロッパのカップ戦に出場できなくなってしまいます。
そんなユナイテッドは見たくないので、なんとか最後に意地を見せてほしいですね。