【映画】パーフェクト・ワールド 世界の謎を解け
若く才能あふれるキリルは、人生を楽しんでいたが、ある日、皆の記憶から自分の存在が消えたパラレルワールドに迷い込んでしまう。
キリルは、あらゆる世界をつなぐゲートキーパーとして、世界のパズルの謎を解くミッションに挑むことになる。
この作品はAmazonプライム・ビデオで観ました。
キリルは恋人のアンナの誕生日を間違えたことにより、振られてしまうんです。
傷心のキリルは自宅に戻ると、見知らぬ女性が居座っていて、部屋のレイアウトも変わっていて、女性は以前から住んでいると主張。
役所のデータベースにも、自分のデータが登録されてなく・・・
会社に行っても誰もキリルのことを最初から知らなかったように忘れ去られてしまったんです。
まさに謎だらけですよね。
観ていて全く先が読めない展開でした。
地図アプリに設定された目的地に行ってみると、そこには謎めいた古い塔が。
その塔は、現実世界とパラレルワールドを繋ぐ重要拠点で、キリルは機能者として選ばれ、検閲官としてスカウトされたんです。
だから、現実世界で存在が消されたのかな?
検閲官として活動することになったキリル。
ペンダントをもらい身につけていたんですが、それは塔から15kmの距離までしか行動できないようになってしまったんですよ。
ある日、アントンという男性が女を連れて塔を訪れるんですが、その女がなんとキリルの元恋人のアンリ。
彼女はキリルのことを覚えてなかったんですが、意を決したキリルは、アンナに会いにいき、やがて二人は惹かれ合うように。
でも、この関係はパラレルワールド内だけのものなのかな~なんて思ったりもしました。
仮に現実世界に戻ったら、また別々の関係になってしまうのかと。
キリルは検閲官の最終目的は、アルカンという全宇宙をも支配する力を秘めた異次元世界を見つけることだと聞かされるんです。
なんか大きな次元の展開になってきたぞ。
そのアルカンは、今より30年ほど未来の世界で、そこで起こった戦争や災害を現実世界で未然に防ぐことができるらしい。
ある時、アンナは機能者でないことにより追放されてしまうんです。
キリルは捜索した末に彼女を救い出しますが、アンナは意識を失った状態。
そんなキリルの前に現れたのは同僚のコーチャという人物。
彼の正体は、機能者よりも上の管理官で、ずっとキリルを監視していたんですって。
だんだんストーリーの本質が分かってきたような気がするぞ。
コーチャはキリルのペンダントを操作し、行動範囲を50mまで狭めてしまうんです。
しかし、無意識のはずのアンナが、そのペンダントを引きちぎってキリルを助けるんです。
アンリを助けるため、ゲートからアルカンへと向かう。
しかし、そこは未来ではなく過去の世界。
現実世界こそが戦争や災害を回避するための世界だったんです。
ここでキリルは追われる身となり、塔へ戻るんですが、追っ手との死闘の末、塔は崩壊してしまい、異次元へ行く術を失ってしまいました。
アンナは別の世界へと送られてしまい・・
え?ってこっとは、もうアンナを救う事は不可能なの?
落胆してるキリルの前にコーチャが現れ、アンナを救うにはまずこの世界を救うしかないと告げられ。
ここで映画は終わってしまいました。
その後、アンナを無事に救うことができたのか?非常に気になるけど、観た人の想像に任せるってことで、あえて完結みたいな終わり方にしなかったのかなって思いました。
この映画はロシア作品なんですけど、多少理解に苦しむ点はあるものの、まあまあ良かったかな。