それは、単純な銀行強盗のはずだった | My Pleasure Time!!

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【映画】アンビュランス

 

妻の手術費を用意するため、元軍人のウィルが血のつながらない兄ダニーに相談すると、3200万ドルを奪う銀行強盗を提案される。

襲撃当日、犯行は当初のもくろみ通りにいかず、警察に追われる事態になってしまう。

追い詰められた二人は逃走用に救急車をジャックするが、そこにはウィルに撃たれて瀕死の警察官と、救命士のキャムが乗り合わせていた。

 

この作品はAmazonプライム・ビデオで観ました。

 

 

この映画、元々は2005年に公開されたデンマークの映画で、それのリメイクなんですね。

 

監督がマイケル・ベイだったので、興味本位で観ていたらハマってしまいました。

 

最初、ウィリアムとダニーが兄弟なのに、なんで白人と黒人なんだろ?と思っていたら義兄弟だったんですね。

 

妻・エイミーの癌の手術費用が必要だったウィリアムはダニーと銀行強盗をして、その金で妻を救おうという、最初はそんな動機からの犯行だったんです。

 

ところが警察の特別捜査課の銃撃にあい、両者ともに死傷者を出してしまい。

 

そこへ救急車が駆けつけるんですが、兄弟はなんとその救急車をジャックして逃亡することに。

 

 

車内には負傷した警察官ザックと救命隊員のキャムが乗っていて、特にザックは予断を許さない状態で。

 

警察の追撃を交わしながら、キャムはザックの手当てをするんですが、専門の医者ではないキャムには限界があり、リモートで医者と連絡をしながら治療に。

 

そこへ救命の経験があるウィリアムも治療に加わるんです。

 

犯人として逃走し続ける身でありながら、延命の手伝いをするなんて・・ウィリアムにはただの犯罪者じゃなく、一人の人としての良心も存在してたのかな。

 

キャムも彼は犯罪に手を染めるような人物ではないと思い始めたんです。

 

やがてダニーたちは、仲間との待ち合わせ場所に到着すると、ダミーの救急車をパトカーに向かって走らせ、車内に設置した爆弾を警官隊の前で爆破させ更に大勢の死傷者が。

 

 

アジトで人質として囚われていたザックとキャム。

 

キャムは、誰か車に乗り込んできたら銃を撃ち抜こうと構えていたんですが、そこへ乗り込んできたのは、なんとウィリアム。

 

キャムはウィリアムを撃ってしまったんです。

 

これは大きな誤算でした。

 

やがて病院に到着した救急車でしたが、警察に包囲され完全に逃げ場がなくなってしまい。

 

ダニーはキャムを人質に外へ出るんですが、銃で撃たれてしまい。

 

その撃った相手はなんとウィリアム。

 

ダニーはその場で息を引き取り、キャムはウィリアムがザックを救ったと懸命に訴え、なんとか彼を助けようと病院内へ運ぶんです。

 

ラスト、一命を取り留めたザックは、ウィリアムを命の恩人だと警察に打ち明けるんですよ。

 

銀行強盗をした犯罪者なのに、命の恩人だなんて、ウィリアムの心には人としての確かな良心があったんですね。

 

なんか心がジーンとするやりとりでした。

 

キャムはお金をエイミーに渡し、病院を後にしました。

 

 

観てる人にとっては、犯罪者が人を救ったりと、複雑な心境だったかもしれませんが、こういう展開の作品は観たことなかったので、こういう結末もアリかなと思いました。