~カバラの原典を詠む~ Sefer HaBahir(光の書)3 | 魂レベルの治癒をめざして【人間力を高めるムドラ瞑想】

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皆さん、こんにちは。

まごころ教育研究家のMasaです。

 

 

今日は、セフィール・ハバヒール(Sefer HaBahir「光の書」)という、超自然科学神秘思想における人間教育を研究するカバラ(Kabbalah)の古典的文献の原文から紹介する3回目です。

 

原文:

ומאי ברכה, אלא משל למה"ד למלך שנטע אילנות בגנו, ואע"פ שירדו גשמים ושואב תמיד וגם הקרקע לח ושואב תמיד צריך הוא להשקותן מן המעיין שנאמר (תהלים קי"א ו') ראשית חכמה יראת ה' שכל טוב לכל עושיהם, ואז תאמר שהיא חסרה כלום הרי אומר (שם) תהלתו עומדת לעד: ישב רבי אמוראי ודרש מאי דכתיב (דברים ל"ג כג) ומלא ברכת ה' ים ודרום ירשה, כך אמר משה אם תלך בחוקותיו תירש העולם הזה והעולם הבא, העולם הבא שהוא נמשל לים שנאמר (איוב י"א ט) ורחבה מני ים, והעוה"ז נמשל לדרום שנאמר (יהושע ט"ו יט) כי ארץ הנגב נתתני ומתרגמינן ארי ארעא דרומא: ועוד למה הוסיף הקב"ה ה"א באברהם יותר משאר אותיות אלא כדי שיזכו כל אבריו של אדם לחיי עולם הבא שהוא נמשל ליום, כביכול בו נשלם הבנין דכתיב (בראשית ט' ו) כי בצלם אלהים עשה את האדם, ואברהם בגמטריא רמ"ח כמנין אבריו של אדם: מאי דכתיב (דברים ל"ג כג) ירשה רש היה לו לומר, אלא אפי' הקב"ה בכלל, והיינו רש יה, למה"ד למלך שהי' לו ב' אוצרות והקצה אחד מהם, לסוף ימים אמר לבנו טול מה שיש בשני אוצרות הללו, אמר הבן שמא לא יתן לי מה שהקצה, א"ל טול הכל, והיינו דכתיב ים ודרום ירשה, ויה רש וינתן לך הכל ולואי שתשמור דרכי: אמר רבי בון מאי דכתיב (משלי ח' כ"ג) מעולם נסכתי מראש מקדמי ארץ, מאי מעולם, שצריך להעלימו מכולי עלמא דכתיב (קהלת ג' י"א) גם את העולם נתן בלבם, אל תקרא העולם אלא העלם, אמרה תורה אני קדמתי להיות ראש לעולם שנאמר מעולם נסכתי מראש ואם תאמר שמא הארץ קדמה לה ת'ל מקדמי ארץ כד"א בראשית ברא אלהים את השמים ואת הארץ. ומאי ברא, ברא כל צרכי הכל ואח"כ אלהים, ומה כתיב בתריה את השמים ואת הארץ:

 

日本語訳:

**そして、祝福とは何か?それは王が自分の庭に木を植えたことにたとえることができます。

雨が降り続け、地面が常に湿っていても、王はその木々に泉から水を与える必要があります。詩篇111:10に「知恵の始まりは主を恐れること、これを行う者すべてに良い理解がある」と書かれているように。

そして、もし祝福が欠けていると思われるなら、詩篇に「その賛美は永遠に立つ」と書かれています。


ラビ・アモライが座り、以下のことを説きました。申命記33:23に「主の祝福が満ち、南を相続する」と書かれています。モーセは、「もしその法に従えば、この世と来世を相続する」と言いました。来世は海にたとえられ、ヨブ記11:9に「それは海よりも広い」と書かれています。この世は南にたとえられ、ヨシュア記15:19に「南の地を与えた」と書かれています。


さらに、なぜ神は他の文字ではなく、アブラハムに「ヘー(ה)」を追加したのか?それは人間のすべての肢体が来世に命を持つようにするためです。創世記9:6に「神の形に人を造った」と書かれているように。アブラハムの名前はゲマトリアで248となり、人間の肢体の数と同じです。


申命記33:23に「相続する」と書かれているが、なぜ「貧しい」ではなく「相続する」と書かれているのか?それは神も含まれているからです。これは、王が二つの宝物を持っていて、そのうち一つを指定したが、後になって息子に「両方の宝物を取りなさい」と言った話にたとえられます。息子は「指定されたものはくれないのではないか」と心配しましたが、王は「すべてを取りなさい」と言いました。これが「海と南を相続する」と書かれている意味です。


ラビ・ボンが言いました。箴言8:23に「私は太古から注がれている」と書かれています。これは、全世界から隠される必要があることを意味します。伝道の書3:11に「また、彼は世界を彼らの心に置いた」と書かれていますが、「世界」を「隠されたもの」と読み替えます。トーラーは「私は太古から始まる」と言っています。そして、「もし大地がそれに先立っていると思うなら、創世記1:1に「初めに神は天と地を創造した」と書かれています。「創造した」とは、すべての必要なものを創造し、その後に神が天と地を創造したという意味です。**

 

 

この文章は、ユダヤ教の深遠な教えを通じて、宇宙の創造と人間の存在、そして神の祝福についての理解を探求しています。これを自然科学と詩的な視点から考察してみましょう。

1. 王の庭と木々のたとえ



  • 木々が成長するためには、適切な水分と栄養が必要です。降雨や地面の湿り気が木々の成長を助けるが、泉からの追加の水分供給も重要です。これは、生態系が持続可能であるためには、外部からの助けや維持が必要であることを示唆しています。

    王が庭に木々を植える行為は、神が宇宙を創造し、常にそれを養い続ける様子を象徴しています。雨と泉の水は、神の祝福と知恵を象徴し、それが私たちの生命と成長を支えるのです。

2. 海と南のたとえ




  • 海は地球の70%以上を覆い、生命の源として重要な役割を果たしています。海の広がりは、未知と可能性の象徴でもあります。南の地は、温暖な気候と豊かな自然を象徴し、生命が繁栄する場所です。

    来世を海に、この世を南にたとえることで、神の祝福が広がる範囲とその豊かさが強調されています。モーセの教えは、神の法に従うことで、我々がこの世と来世の両方で豊かに祝福されることを示しています。

3. アブラハムの名前とヘー(ה)の追加




  • アブラハムの名前のゲマトリアが248で、人間の肢体の数と一致するというのは、神秘的な数学的対応を示しています。これは、数と生命の構造の間に深い関係があることを示唆します。

    神がアブラハムの名前に「ヘー(ה)」を追加することは、彼の存在が神聖な使命を持つことを象徴しています。これは、人間が神の形に造られ、その使命を果たすために祝福されていることを示しています。

4. 隠されたものとトーラーの先行性




  • 伝道の書の「世界を心に置いた」という言葉を「隠されたもの」と解釈することで、宇宙の秘密と人間の知識の探求を象徴しています。これは、科学が自然の隠された法則を解明する過程と似ています。

    トーラーが「太古から始まる」というのは、神の知恵が永遠であり、宇宙の創造の先にあることを示しています。これは、神の意図がすべての存在の根源にあることを強調しています。
 

この文書は、ユダヤ教の教えを通じて、自然の秩序と人間の存在、そして神の祝福について深く探求しています。

自然科学的視点を取り入れることで、これらの教えが現代の科学的理解と調和する方法を見つけることができます。

同時に、詩的な視点を通じて、神聖な美しさと深い意味を感じることができます。