マドハンドAのもうひとつの土曜日-P1000246.JPG


はい、ダントツでこれです。


「サイレン~FORBIDDEN SIREN~」(2006年、主演:市川由衣)


元々はホラーゲームの「SIREN2」をベースに映画化したものらしいです。


自分はこのゲームをやったことはなかったんですが、予告編か何かを見て、これは面白そうだと。


テーマはそのものズバリ「サイレン」です。


「サイレンがなったら外へ出てはならない。」


そう言い伝えのある『夜美島』でストーリーが展開します。


批評するんならということで、レンタルしてきて6年ぶりに見ましたよ。


ではどんな映画か、ストーリーを紹介しましょう。


ネタバレが嫌な人はスルーしてください。


DVDからキャプチャリングして画像貼ったら著作権に触れるらしいんで、文字ばっかりで読みにくいと思います。


そして超長いんで、頑張って読んでくださいwww




1590年、アメリカ。

ロアノーク島で全島民117人が突然消失。

島には<Croatan>という謎の文字が残されていた。


1872年、大西洋上。

漂流中のマリーセレスト号が発見されるが、全乗組員が消失していた。

航海日誌は「12月4日、我が妻マリーが」と唐突に終わっていた。


1976年、日本 夜美島。

嵐の夜に全島民が消失。

島でただ一人発見された男は、救出にきたレスキュー隊員に

「サイレンがなったら外に出てはならない。」

と繰り返すばかりで、保護されるも後に自殺。



そして、現在。


由貴は、フリーライターの父、真一とペットの犬、オスメントとともに、病弱な弟、英夫の療養ために夜美島で生活することになります。


由貴たちは島に着くも島民はよそよそしく、いかにもヨソモノを遠巻きに見るという様子、とても友好的な雰囲気ではありません。


そんな中、唯一診療所の医者、南田だけは親子に親切に接してくれます。


由貴は、どことなく様子がおかしい隣人から、島で生活するに当たっていくつかのアドバイスをもらいます。


「サイレンがなったら外に出てはダメよ。」、「島のはずれにある鉄塔付近は危ないので近付いてはダメ。」


等々。


「サイレンがなったらって・・・?」


と由貴は尋ねますが、


「古い言い伝えよ。」


隣人はそう言うだけで、明確な回答は得られません。




場面変わって、由貴は南田のところへ英夫の診察へ訪れます。


診察が終わった後、南田と話す間外で待っておくように言っておいた英夫の姿が見えなくなってしまいました。


由貴は英夫を探しに島を歩き回るうち、島の外れの廃屋に足を踏み入れます。


朽ち果てた廃屋の壁には赤いペンキで、


「DOG LIVE」


と意味不明な文字が書かれていました。


そして由貴は「1976年取材メモ」と書かれたメモ帳を拾います。


そこにはサイレンについてのメモが殴り書きされていました。


「サイレンの定義、サイレンとは1819年フランスの物理学者によって発明された音を出す装置。」


「ギリシャ神話で、美しい歌声で船乗りたちを魅了した海の魔物、人魚伝説、セイレーン」


「犬を恐れる島民」


「サイレンは鉄塔か?」


「8月2日、深夜、大停電ののち三度目のサイレンで島民に変化」


と書かれてありました。


すると、突然


「ここで何をしている!」


と男の声、由貴は咄嗟にメモ帳をポケットにねじ込みます。


男は由貴の腕を掴むと、


「サイレンがなったら絶対に家の外へ出てはならない!」


「離して!離してください!!」


なんとか男をふりほどいた後、島はずれの丘で赤い布を体に巻きつけた謎の少女と遊ぶ英夫を見つけ、家へ帰ります。




その夜、夜行動物の調査のためと、父の真一は夜中に出かけるのでした。


父が出かけた後、最初のサイレンが鳴り響きます。


由貴は不安と心配にさいなまれますが、父、真一は帰ってはきませんでした。


翌日、父を捜しに街をさまよう由貴は、奇妙な建物の中で父、真一の死体を発見します。


急いで南田と駐在を連れてきますが、その時には父の死体は消えていました。


キツネにつままれたような気持ちで家に戻ると、足に大きなケガをした父が帰ってきていました。


「崖から落ちたんだ。この程度のケガで済んで良かった。」


そう言う父は、どこか様子が違って見えました。


そして懐いていたはずの犬は、なぜか父に吠えかかるのでした。その後、犬は姿を消してしまいます。




ある日、由貴はパソコンに記録してある父、真一の取材資料から夜美島の伝説を知ります。


-15世紀、疫病を持ち込んだ異国人と感染者を夜美島に隔離。


島民は感染者に巻き込まれ、次々と疫病に倒れる。


それを見た一人の人魚が不憫に思い、自分の血を飲ませて村人を救ってやる。


人魚の血や肉は不老不死の効果があると伝えられていた。


しかし、その話を聞いた島民は、人魚の血や肉を争い、とうとう人魚を殺してしまう。-




と、気づくと弟、英夫の姿が見えません。


由貴は、英夫を探しに夜の島へ飛び出します。


英夫は島はずれの丘に座っていました。


傍らには赤い布の謎の少女。


「英夫!その子から離れて!」


そのとき、鳴り響く2度目のサイレン・・・


と同時に、英夫は倒れてしまいます。


-サイレンがなったら外へ出てはならない。-





由貴は英夫を背負っていつか男に襲いかかられた廃屋に逃げ込みます。


ふと廃屋の鏡に目をやると、鏡にはペンキの文字が映っていました。


「DOG LIVE」 → 「GOD EVIL」


「鏡、、、犬は神、、、生者は悪魔、、、」


すると後ろから声が、


「変わらぬ者、果てなき命・・・」


島に伝わる伝説を口ずさむ男、そう以前由貴の腕をつかみかかった男が立っていました。


逃げようとする由貴を捕まえ男は言います。


「サイレンがなったら外へ出るな!奴らに襲われてもいいのか!」


そう、すでに廃墟はゾンビと化した島民に囲まれていました。


廃屋の隙間から襲いかかろうとするゾンビ島民を制しながら男は由貴に言います。


「逃げろ!ここにいたらやられる!サイレンを止めるんだ!やつらに取り込まれる前に・・・うわあ!」


由貴は襲われる男を後に、英夫を連れて廃墟から逃げ出します。





なんとか家へ逃げ帰るも父の姿はありませんでした。


家中のカギをかけ逃げる準備をする由貴は、父の部屋で1976年と書かれた写真を見つけます。


そこに写っていたのは、、、今と全く姿の変わらない島民が・・・


「まさか、、、じゃあこの島の人たちはみんな・・・」


そして、由貴は唯一普通の人だと思っていた医師、南田の写真も見つけるのでした。


そのとき、突然の停電。


直後、鳴り響く3度目のサイレン・・・


もう誰も信じられない、早くこの島から逃げなくては!


逃げようと英夫を連れたその時、サイレンをきっかけに豹変した父、真一が由貴と英夫におそいかかります。


なんとかゾンビと化した父から逃げて港に着くも、逃げ出す術などなく、、、


そこで由貴は決意をし、鉄塔に向かいます。


サイレンは鉄塔からなっている、スピーカーを壊せば!





ゾンビと化した村人を振り切り鉄塔にたどり着いた由貴は、英夫を布で自分の体に結び付け鉄塔へ登りはじめます。


サイレンが鳴り響くスピーカーを壊すために。


一歩一歩、鉄塔のはしごを登る由貴。


その時、由貴は突然足を掴まれます。


由貴の足を掴んだのは、ゾンビと化したあの男でした。


「離して!離して!!」


なんとか男を蹴落とすことができた由貴は、鉄塔のてっぺんに鳴り響くスピーカーを壊すのでした。


サイレンは鳴り止み、安堵する由貴に叫び声が聞こえます。


「それを壊してもサイレンは止まない!」


振り返るとそこには由貴を追って鉄塔を登ってきた南田がいました。


「来ないで!もう誰も信じられない!!」


と同時に再びなりだすサイレンの音。


「どうして!?」


「サイレンなんかなってない!!」


「えっ・・・!?」


「サイレンは君にしか聞こえていない!サイレンは君の中でしかなってないんだ!」


南田の言うことが信じられない由貴は、英夫の方に目をやります。


しかし、そこに英夫はいませんでした。


「どこへ行ったの!?英夫!英夫ーーー!!」


「英夫くんはもういないんだ!英夫くんは半年前に死んだんだ!!」


そう、英夫の療養のために訪れたはずの夜美島は、実は英夫が死んだことを受け入れられずに心を病んだ由貴の療養のために訪れたのでした。


由貴は、由貴の頭の中にしか見えない英夫をずっと見ていたのでした。


サイレンもゾンビもすべて由貴が頭の中で作り上げていた幻覚だったのです。


「こっちへ来るんだ!そこは危ない!」


疑心暗鬼に陥ってしまった由貴には、手を伸ばす南田がゾンビに見えるのでした。


絶望した由貴は、意識を失うように鉄塔から落ちてしまいます。





「まさに奇跡としか言いようがありません。あの高さから落ちて助かるなんて。」


南田は診療所で父、真一に語りかけます。


「しかし先生、なぜ急にサイレンが聞こえるようになったんでしょう?」


「おそらくは傷ついた心が聞かせた幻聴でしょう。29年前もこの島にやってきた一人の男がありもしないサイレンの幻聴におびえ、村人全員をその手にかけてしまいました。」


そう、29年前の全島民消失の真相は、唯一救助された一人の男が、幻聴と幻覚にさいなまれて村人を殺戮してしまったのです。


「だからそれ以来、夜美島ではこう言われるようになったんです。サイレンがなったら、決して外へ出てはならないと。」


「それはつまり、サイレンが聞こえた人間は外へ出してはならないという意味だったんです。」


「先生、私は妻を早くになくし、ずっと由貴に英夫の母親役を強いてしまったのです。あの子は英夫の発作を見過ごして手遅れになってしまったことを自分の責任だと、ずっと自分を責めて・・・」


「あとは彼女が現実を受け入れることができるかどうか。全ては彼女次第です。」


由貴の病室へ戻った南田は、由貴のポケットから例の取材メモを見つけます。


南田は机に座り、引出しからちぎれたメモの半分を取り出して、由貴の持っていたメモと並べます。


由貴の持っていたメモの最後のページには、


「3度目のサイレンで島民に変化」


南田が取り出したメモの最初のページには、


「4度目のサイレンで奴らを皆殺し」


そして、南田の背後には4度目のサイレンで目を覚ました由貴が、刃物を持って立っているのでした。






長々と書きましたが、どうですか?


頑張ってちょっと面白そうに書いてみました。


もうね、実際見るとホントにヒドイですから。


・ところどころ、由貴を狙うようなおどろおどろしい視線のカットが入るんですが結局意味なし。


・ゾンビがとにかくひどい。超グダグダ。ゾンビ父の動きなんてほぼギャグ。


・とりあえず英夫はいなくなりすぎ。由貴は英夫探しすぎ。


・謎の赤い少女、意味なさすぎ。


・廃屋で会った男、お前は結局何者だ!?


・「DOG LIVE」とか人魚伝説とか、回収しないまま放置された伏線。


・だいたい全島民が殺されたんでしょ?誰が「サイレンがなったら~」って言い伝えたんだ?(←これ決定的ですよね?)


・何をおいても夢オチて。


というわけで、興味がある方はぜひレンタルしてみて、この怒りを解ってください。