業績も順調だったこともあり、台湾へ慰安旅行に行きました。
国内旅行の場合は、リフト付観光バスを3～4台チャーターしますが、
当時の台湾の場合、路線バスに少しのリフト付が導入されているくらいで、
リフト付の観光バスは1台もありませんでした。
観光バスの入口は狭く、担いで乗り降りするのが大変です。
中途障がいの女性の中には、それが億劫で慰安旅行を辞退したいという人もいました。
ですから何とかいい手はないかと知恵を絞りますが、
なかなか良い案が思いつきません。
そんな時、旅行社が荒技を提案してきました。
養護学校のリフト付バスを借りるというのです。
旅行日は、土日を含めた3連休です。
1日は日本の祝日なので仕方がないですが、
土日は台湾の養護学校も休んでいるので、
借りられるように話をつけてくれたというのです。
おかげで辞退する社員もなく、全員で、10周年の記念旅行を楽しむことができました。
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