『ノーカントリー』 | 夢中毒のすべて

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『ノーカントリー』(2007・アメリカ/122分 R-15)
★★★★
監督:ジョエル・コーエン イーサン・コーエン
出演:トミーリー・ジョーンズ ジョシュ・ブローリン ハビエル・バルデム
3月15日(土)公開

みなさんご存知かと思いますが

本作は今年度のアカデミー賞

作品賞・監督賞助演男優賞脚色賞 

を受賞した傑作です。


何がすごいって、そりゃもう

冷酷きわなりない殺し屋を演じたハビちゃん(ハビエル・バルデム)の存在ですよ


о(ж>▽<)y ☆

彼がいなければ、この作品はアカデミー賞を取っていないでしょう。

ノミネートもされていないかもしれません。

それくらい、彼はすごいです爆弾


ストーリーはというと

ある男(ジョシュ・ブローリン)が狩の最中に荒野でみつけた大金(約2億4千万)を、ネコババしようと持ち帰ってしまったところから始まります。しかし、それは明らかにヤバイ金。だって、大金の周りには数名の死体と大量のヘロインが転がっていたのですから・・・。どうやら、麻薬取引の現場で相撃ちになったらしいのです。そんなとこにある大金がクリーンなはずがありません。
案の定、大金を持ち帰った男は、麻薬組織に雇われた狂気の殺し屋シガー(ハビエル・バルデム)に追われるはめになるのです。逃げ切れるだろうと思っていた男の考えは大誤算。その大金には探知機が仕組まれているわ、シガーの追跡は容赦ないわで、冷や汗全開で逃げまくります。

そんな2人をさらに追跡捜査する町の保安官(トミー・リー・ジョーンズ)

そして、物語はとんでもない結末へばく進していきます。


コーエン兄弟監督作にはめずらしく、今回この作品には原作小説が存在します

その小説のタイトルが「血と暴力の国」メラメラ


。(;°皿°)


血と暴力の国って・・・(汗)


でも、すごく確信をついている(笑)

まさしくそんな感じの映画なんです。ピッタリ。

本作は、犯罪傾向に歯止めが利かなくなり、暴力が未来に影を落とす時代性を映し出した作品でもあるのです。ただのアクションサスペンスではない。

人を殺すことに何の躊躇もしない殺し屋シガーが「映画の中のもの」と思えず、ある意味リアルに恐いのは、そういうことかもしれません。
コインの裏表で殺人を決める人がいてもおかしくないものね。今の時代。



ここから、ミニコマ「ノーカントリー」↓ドクロ


でた!7:3ボブのハビちゃん。

この気持ち悪さ全開のパーフェクトな風貌。

映画の神が降りてますアップ

「この髪型からすべてが始まった」といっても過言ではない。



殺し屋シガーに追われるのが、この男

演じるのはジョシュ・ブローリン

アメリカン・ギャングスターでも悪の警官役で超いい味出してました。
ダイアン・レインの旦那さんです(^_^;)

「いい役者こそ知名度が低い」というパターンの典型をいく彼は、この役について

「やっとこさ、本当にいい役がきたよー」と興奮していたとか。

しかし、ハビちゃんに劣らぬ熱演を披露したのに、アカデミーにノミネートされず・・・。
ちょっとカワイソウな名優です。

ちなみに写真のカバンには大金がつまってますお金お金お金


はい。様子みてますね目

気付いたんですね。シガーの恐ろしさに汗

きっと心の中では

「あぁ、オレのバカバカ!(→o←)ゞなんでこんな大金持ってきちゃったんだろ。(´д`lll) 。嫁にも迷惑かけたしな~。つつましく暮らしとけばよかった。本当におれはバカだよ」

という後悔が叫ばれていたことでしょう。



しかし、狙った獲物は殺すまで追いかける

がモットーの殺し屋シガーは、容赦ありません。

静かに

冷静に

狙いを定めます手裏剣



そんなシガーにちょっとやり返してみたり・・・

でも、やり返したら倍になって返えってくるのが基本です。



だから、また様子見です。

もう大金なんてどうでもいい。とにかく逃げなければ!





そんな彼らを、追跡する保安官

たぶん、手には缶コーヒーが握られ

頭の中では”ヤシロアキ”がリピートしているはず・・・。


そんなこんなで進んでいく「ノーカントリー」 

3月15日公開です。


これを見たら完璧ハビちゃんに惚れますよ

かっこよすぎて(恐すぎての間違い?)

ちなみにハビちゃんは「海を飛ぶ夢」で尊厳死を求める寝たきりの男性を好演していたあの人です。



この映画ではハゲていました。実年齢よりかなり上に見えたので、この作品のときにもそのプロ根性に驚かされました。

今回の役とはまったくの別人ですが、双方とも演技力はすさまじいものがあります。

「夜になるまえに」もすごかったもんな~。ほんとうに。


ちなみに、現在の恋人ペネロペ・クルスと以前共演していた

「ハモンハモン」(ペネロペ主演のちょっとエッチなラブ映画)

のときは、セクシー俳優だったんですよ。



「ハモンハモン」(92)の頃のハビちゃん

ちょっと、今よりだいぶんギラギラしてますキラキラ

男も女も両方いけます!みたいな・・・:*:・( ̄∀ ̄)・:*:。

わき毛より、ギャランくんの方が濃ゆいですね。(笑)

さすが、スペイン人


とまぁ、こういうハビちゃん情報も含め

「ノーカントリー」を楽しんでいただけたら嬉しいです。

あっ、でも銃とか血とか暴力嫌いな人は避けたほうがいいかも?


私はもう一回見に行くつもりです。