(C)2007「檸檬のころ」製作委員会
『檸檬のころ』(07・日本/115分)
★★★
監督・脚本 岩田ユキ
出演 榮倉奈々 谷村美月 柄本佑 石田法嗣 林直次郎
6月16日(土)より第七藝術劇場 シネマート心斎橋にてロードショー
体と心にすっぱいチカラを!
たまには、こういう映画も必要です
そればっかり見てるとありがたさが薄れるからね。
タイトルからして、青春まるだし
レモンのころ
ですからね。
(///∇//)
初心に帰る、切なさに浸る。
顔からヒヒが出るくらい恥ずかしい想い出でも
今、「あの頃」はよかったなと思えるのはなぜでがんしょ
成績優秀で学校のアイドル・秋元加代子(榮倉奈々)は、野球部の西(石田法嗣)となんだかギクシャク。中学時代にはいい雰囲気だった2人だが、西は好きという一言がなかなか言えないでいた。そんな西と同じ野球部の佐々木(柄本佑)がある日、秋元のことが好きだと言い出した。佐々木と秋元は次第に距離を縮めていく。
一方、音楽のことしか頭にない白田恵(谷村美月)は、授業中であろうと片時もミュージックプレイヤーを離さない。音楽ライターを夢みる女の子。ある日、白田は自分と同じくらい音楽を感じている辻本(林直次郎)に出会い急速に惹かれて行くが・・・。
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本作を見た帰り、おじさま世代の記者やライターの方々が
「いやぁ~、キレイすぎる」
と言っていたのが笑えた。
甘酸っぱさを経験してこなかったのか、それともただの照れ隠しか(笑)
私は中々グッと来たんですがね
初長編にしては岩田ユキ監督はよくやったと思います。(えらそう?ごめんね)
また、いい女性監督が1人増えたなというところでしょうか
少し間の取り方が長いなと感じたりはしましたが
なんせ、セリフがよかった。
意外と若いときって”クサイ”こと言えたりするんですよね
一番よかったのは
東京の大学へ行ってしまう秋元。その決断にどうしようもない佐々木。
2人の会話。
「加代ちゃん、髪さわらして」
「うん」
「・・・・。」
「・・・・。」
「これが俺の精一杯です」
「・・・・。」
「東京行ったら忘れちゃう?」
「・・・うん」
そして別れの時
「だって俺、好きな人にさよならしたことねぇもん、一回も」
くぅー。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
いいね。いいね。人間っていいね。
・・・。もとい!
いいね。いいね。青春っていいね。
あれ、でも映像なかったら意味分からんね。(;´Д`)ノ
気になる方は映画を是非見て!
あとね、特筆すべきは
谷村美月の才能ですな
この子は本当に素晴らしい女優さんです
この5人の中では、柄本くんと石田くんもすごくいい味出してるんですけど
群を抜いて、美月ちゃんがうまい!
相手役の林くん(平川地一丁目)が演技初挑戦で、ちょっと下手なんで・・・。2人の力量が歴然と出ていて、少々林君可哀相かなと思ったりもしたり・・。(林君ファンごめんね正直で)
それに、実際の谷村美月ちゃんもいい子ですごくカワイイのよ
妹にしたいわ
『カナリア』の時から抜群に上手かったもんな~。
これから、『魍魎の匣』やら『リアル鬼ごっこ』やら出演相次いでますので、注目です