A君はそういったが、結局私のいないときの打合せが
行われた形跡はなかった。
別にあってもらっても差し支えなかったのだが(笑)
ほぼ毎週土曜日にマンション二階の来客コーナーで
打合せを重ね、一ヶ月ちょっとで最終的にこれはという
配置案がまとまった。
2階建て延床約35坪、エレベータをつける事もあって
小ぢんまりとした家になった。
老夫婦二人だけの隠居所に近いコンセプトで、
無駄な部屋を作らない、来客対応は考慮しない、
人は原則泊まらせない。
娘や孫が泊まる時はリビングかフリースペース、屋根裏で
適宜寝てもらうなど。
風呂は二階、トイレは一、二階両方。トイレにスマホ置き場確保。
意に反して寝室を分けられた私は、せめて隣り合わせにしてくれ、
部屋どうしを行き来するドアをつけてくれと、申し入れて
妻の(渋々の)了承を得た場面が唯一の存在意義だった。
たぶん部屋同士のドアには鍵がかかるだろうが。
二人の娘が万一婚家から返品された時、身を入れる場所がない
そのようなことはないという前提。