今回、前作で警察を辞めたハリーは過去の未解決事 件に挑む。
私立探偵の許可証は持っているが、引き出しに入れっぱなしというあたり、今回の事件にハリーは個人的感情で挑むことが感じられる。
上巻の序盤からFBIに圧力をかけられ、またもハリーは困難な状況に立たされる。
上下巻に分冊されているけど、一冊に十分収まると思うのだが。売れっ子作家だからしょうがないのか。
前作と代わって出版は早川書房から。
今回は作品、全体を通して悲しい雰囲気を漂わせながらストーリーは進んでいく。
子供の事件は心をえぐられる、とあるように事件の真相はなんともやりきれない気分 にさせられた。
中盤で、ハリーはアーヴィングから「糞を引き寄せる磁石」と言われ、引退まで迫られる。シリーズを通して、ハリーが関わると何故か厄介事を招く。
女性関係は特に。
意外なエンディングは今後の新展開を期待させてくれるが、やっぱりハリーは「糞を引き寄せる」のだろうか。