摂食障害になったきっかけのことから書きます。
始まりは高校3年生のときです。家の近くのごくごく普通の高校に通っていました。
でもごくごく普通の女子高生とは言えませんでした。
かなりの肥満体型でした。
自分に自信がなくて陰気に見えていたでしょう。
自分の意見を言えない子…だと思う。
体型のことで嫌がらせにあったり、汚いもの扱いされた学校生活。
いつもそこに居るのが、申し訳ないような気持ちだった。
(ほぼクラスに馴染めませんでしたが、それでも気に掛けてくれる優しい女の子は数人居ました。本当にありがたかった…!!)
3年生になると話題は「進路」のことで持ちきり。
みんながワクワクしながら、様々な大学のパンフレットを眺めていましたが、
私はどこから見ればいいのか分からず、どれも手にとれませんでした。
帰宅後、台所で背をつけて料理をしている母に「進路どうしようかな?」と話しかけると、
「あんたは大学じゃなくてもええやろ。うちはお金ないから、A校かB校かな。もしくは就職しな!」と返事が返ってきた。
何もわからないまま、考えないままだったけど、
せっかく学校に行けるなら…とA校とB校について調べた。特に興味のある分野ではなかったけど、そこしか無いなら仕方ない。
過去問を取り寄せて、一生懸命頑張って毎日勉強した。勉強に集中したおかげか、少し体重が減っていたほど…!!
その甲斐あって、無事A校に合格した。
A校を選んだ理由は「県外だったから」。
ダイエットして、今の自分のことを誰も知らない土地で「普通」を生きたい!!!そんな希望でいっぱいだった。
当時も色々なダイエットが流行っていた。
一番手軽そうな「ご飯を減らすダイエット」を選んだ。
おかずはそのままで、お米だけ量を減らすというやり方。
母にも宣言して、おかわりを断ることにした。時々責められたけど…。