一人か二人ぐらいは可愛い女子が出てくるだろうと期待していたお姉ちゃん。全部男だよというと、超うんざり顔。
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/027.png)
クラスの男子のやんちゃぶりでも思い出したのでしょうか(笑)。
上裸な人が出てくるたびに「なぜ脱ぐ…」と冷めた目でツッコミしていました。
なんか、父親の靴下を指先でつまむ、そう遠くない未来のお姉ちゃんの姿が見えたような……。( ̄ー ̄;
お話はいわゆる学園もので、それ系ドラマや毎度おなじみ「スカッとジャパン!」の「青春スカッと」コーナーが大好きな我が家の女子たちは目を輝かせながら食い入るように舞台上を見つめていました。
お姉ちゃんはいつもながらだけれど、5歳のチビちゃんが1つの作品を2時間も観続けるってけっこう苦行なはず。
飽きさせないストーリー展開と、役者さんの表情がしっかり観られる良席のおかげです。
公式サイトに掲載されている多数の出演者さんたちのお名前に、当初はこんなにたくさんいてちゃんと役柄を把握できるかしらと心配になりました。
アメスタリレーでも失礼ながら存じ上げない方ばかりでしたし。
でも、それぞれのキャラクターの個性がとってもわかりやすく、ちゃんと印象に残っているのは演じたみなさんのキャラクターへの愛情があふれていたからなんでしょうね。
「押に忍と書いて~~!!」ヤンキーというよりガキ大将に見えてしまう可愛さ満点の豪徳寺くん
「こっちの角度の~オレ☆」いじめられっこからヤンキーへと見事な転身を遂げたナルシーリョータくん
この辺りは即真似したくなる愛しいキャラクターです。
あと、学園ものには必ずいるお面ティーチャーのような先生。チビちゃんはお面ティーチャーからアメをもらえなかったことをものすごく悔やんでいました。そのほかにめっちゃいいことたくさんあったに……。所詮5歳児なんて色気より食い気ですよ。
ヤンキーとは言っても、みんなとっても純粋で素直で熱い青年ばかりで、多感な時期に接する大人の責任は重大なんだなとあらためて感じました。
起点となる時期に、どういう大人に出会うのかって大事です。
荒木先生役の友常さんは、ドラマ版の方とどことなく面影が似ていて生徒たちを温かく包み込んでくれる朗らかさが素敵でした。お歌もとても上手で、気持ちよく伸びていく歌声に聞き惚れてしまいました。
校長先生の歌声は私ごときが語るまでもありませんね。身体が楽器とはこういうこと。心臓に直接響いてくる美声は圧巻でした。
びっくりしたのは宗治役の橘さん。ずっと堪えていた思いを吐き出すクライマックスシーンは、歌いながらお芝居をするという難しい役どころ。
歌と語りが融合した橘さんの並々ならぬ表現力に心を打たれました。
それと人狼兄弟のダンスパフォーマンスもパワフルでかっこよかったです。
登場シーンで突然大きな音が鳴って、しかも出てきたのがあのナリ。チビちゃんは一瞬泣きそうになってましたが、ダンスのかっこよさに何とか救われました。
と、書き出したら止まらない見どころたくさん、盛りだくさんの2時間!!
と~っても楽しく感動する舞台でした。
アクアの舞台、ダキニ、ロマンスを経て、その瞬間に感じたことを記憶として残すのが舞台の醍醐味かなと思って、今回DVDの予約をしないまま帰ってきてしまったのですが、あれこれツッコミまくっていたお姉ちゃんがやっぱりほしい!と言い出し、結局通販を申し込んでしまいました。
まだまだ書ききれませんが残りはDVDを楽しみにされている方のために伏せておくとして、勝大くんがらみの感想を次に書きます。