いきなりですが、質問です。

 

考えて

 

生きてますか?

 

こんな返事が返ってくると思います。

 

「仕事って考えながらするもんでしょ」

「常に思考だらけのつもりだけど・・・」

「悩んでいることいっぱいあります」

人間は1日に6万回、何かを考えているという説があるそうです。

 

 

では、皆さんの考える内容って・・・

なんですか?

 

日常で

「今日の夕飯、何にしよう?」

「今日は何のテレビ見ようかな」

 

仕事でも、

「プレゼンのパワポ作らなきゃ!」

「んー、この企画上手くいかなかったな・・・。

次頑張ろう!」

「お客さん、喜んでくれた!よかったー。

次も頑張ろう!!」

 

 

ところが、それではこの本が定義する

考える

を実践していることにはならないようです。

 

では、本当の考えるとは、何か??

 

教えてもらいましょう!

 

<こんな人に読んでほしい>

・よく人に「考えて行動しろよ!」と言われる。

考えてるんだけどな・・・

・なかなか周囲の悩みが解決しない。

ってか解決方法がわからない

~流れ~

考える

という行為がいかに素晴らしいか!

 

を伝える本です。

 

流れとして

 

  1. 「考える」の定義を再確認
  2. 考えるにも技術が必要
  3. 考える技術をいくつかご紹介
  4. さらに考える技術をupさせていこう!

 

~流れの深堀・無知医の心中~

1.「考える」の定義を再確認

考える

=「広げる」+「深める」

「広げる」とは、可能性を考えていくこと

存在しなかったものを生み出したり、新しい価値をつくっていくことでもある

「深める」とは、本質的価値を考えていくこと

そもそもを考える

これが著者の本章のすべてです。

 

では、我々が常にしている「思う」とは

どう違うのでしょうか??

「思う」は頭に浮かんでくる、感じること。

「考える」は目的のために意識的に思考すること。

なんとなくわかりますかね?

 

我々の多くが、両者を混同していると

著者は指摘します。

 

・他人との人間関係に悩む

・お金のやり繰りを考える

・仕事の忙しさを嘆く、転職がよぎる

 

ではなく

 

 

・人間関係改善のためにどうするか?

・なぜ、出費がかさんでいるのか?出費を

抑えるのにはどうしたらよいのか?

・何故忙しいのか?環境の改善は

自分の力で行えるかどうか?

 

ということが、著者の言う、考える

に属するのでしょう。

 

さらに考えるには2タイプがあると

 

「論理的に考える」と「非論理的に考える」がある

 

論理的に考える、はわかりやすい。

 

「Aだから、Bしよう」

 

因果関係に基づいた思考法です。

 

 

では非論理的に考える、とは?

 

例えば

「ガリガリ君リッチコンポタージュ」です。

コーンポタージュとアイスを組み合わせたらいけるんじゃないかという思いが生まれたそうです。

人は「正しい」ことだけでなく、「おもしろい」「楽しい」、つまり、「遊び心があるもの」にひきつけられます。

 

あー・・・なるほどね。

確かに、コーンポタージュをアイスにしちゃ

いけないなんて誰も言っていない。

けれど斬新。

 

そして非論理的考え方とは

直感や思いなど、非論理なところから始める思考法

と定義します。

 

要は、創造的思考の話をしているのだと思います。

 

他書にも

イノベーション=創造

は既存×既存から生まれる

とよく書いてありますね。

 

先が見えないいまの時代を生きていくうえで、より求められている

 

ただし、

 

こちらのブログでもありましたが、

創造的なアイデアを潰さない

環境が必要だとは思います。

 

考える

の定義はわかりました。

では、考えるを実践するために

どうすればよいのか、見ていきましょう。

 

 

2.考えるにも技術が必要

 

何事も、技術を身に着けることが

重要。

 

技術

→物事を取り扱ったり、処理したりする際の

方法や手段

 

著者は

考えるにも技術あり!

と言います。

 

つまり、漠然と

考える

習慣を実践しても、効率よく

結果につながらないのです。

(考えないよりはましですが・・・)

 

 

例えば

東大生は知っていた!

それは勉強の技術でした。

東大出身者の多くが、勉強を始める前に、まず勉強法を学び、どうやって勉強したら効率的に結果につなげられるかを考えていたのです。

 

自分はひらすら、何も考えず勉強してましたね笑

だから、彼らは東大に受かるのか・・・

きっと受験生に平等に与えられた時間で、彼らは

何倍もの成果を上げる勉強法を身に着けていた

のでしょう。

 

 

これは応用が利きますね!

Xを始める!

・・・の前に。

Xを学び、効率を上げる!

Xを始める!

 

Xには恋愛でも、人間関係でも、

仕事術でも何でもよいでしょう。

 

この本では

X=考える

なのです。

 

真理だと思います。

 

 

じゃあ、具体的に

考える

の技術を教えてもらいましょう。

 

3.考える技術を紹介

準備をする

  1. 目標
  2. 勉強

ひとまず目標は何でもよいと思います。

 

彼女を作りたい

自由な時間を作りたい

貯金額を増やしたい

 

などなど

 

これを達成するために必死に勉強するのです。

 

本書では勉強=インプットと表現します。

 

対象の本質を学ぶのです。

バカみたいな話ですが、恋愛にも

科学(再現性)があることを最近知りました。

お金についても、時間についても

自分は本質を分かっていなかったな・・・。

 

僕は何か新しいことを考える場合、まずそのテーマに関連する本を5冊ほど読み、ネット情報を10本ほど集めます。

 

ここでも、読書が出てくるんだな・・。

 

ある程度、インプットが終わったら・・・

 

考える!!!

=広げる+深める

 

まさに、本書の言いたいことですね。

 

具体的な方法を紹介してくれます。

 

考えを広げる方法

  • かけ合わせ法
  • 数珠つなぎ連想法
  • ずらす法
  • 脱2択
  • まとめる法
  • あったらいいな

 

考えを深める方法

  • 360度分解法
  • ポジティブ価値化
  • 自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト
  • すごろく法
  • 正体探し
  • キャッチコピー法

 

詳細は、ぜひ本書で確認してみてください。

 

せっかくなので、

私が例に出した

彼女が欲しい

を実践してみます。

 

 

まずはインプット

恋愛の本ってたくさんあるんですよ笑

僕が様々読んでわかったことは・・・

  • ・聞き上手ならだいたいok
  • ・話が膨らみやすい聞き方がある
  • ・清潔感あれば最低限クリア
  • ・服なんてユニクロでオッケー
  • ・面白い話なんていらない
  • ・目を見て緊張するなら横並びの席で

でした。まだまだありますが・・・

 

晴れて、デートの約束ができたと。

 

 

ここで、デート中に

考えを深める
をやってみます。

彼女ができるかどうかはコミュニケーション

が全てです。

 

 

・ポジティブ価値化

彼女の悩みに対して、どう答えるか。

(だいたい愚痴が出てきますよね笑)

ひっくり返して、プラスにしちゃう。

「仕事、向いてないのかな?」

自分「そう思うのってさ、仕事のこと

よく考えている証拠じゃない?」とか。

 

自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト

彼女の目下の興味について、深堀してみる。

「へぇ、~が好き(興味ある、時間をかけている)

なんだ。俺、あまり知らないから詳しく教えてよ。」

 

などなど。

 

この本は、ビジネス色が強くて、商品開発とか

新しい市場価値に重きを置いていますが、

恋愛や人間関係にも応用できる点は

嬉しいところですね。

 

人間関係で考えを深めた場合

人間関係も深まる気がします。恋愛で言えば

彼女じゃない人が彼女になる期待値があがる

というわけですね。

 

 

日常の様々なことを考えましょう!

という本でした。

 

感想・今後に向けて~

 

考え方の本って多く出版されてますね。

 

本書の特徴は

 

考える=「広げる」+「深める」

 

と簡潔に定義してくれたことでした。

 

ここからが読者に求められてる点ですね。

 

自分の将来にどう反映しましょうか・・

 

私の場合・・・病院経営ですが、

 

「かけ合わせ法」

使ってみたいです。

 

そこに「非論理的な考え方」を

上乗せして・・・

 

医療×IT

医療×娯楽

医療×テーマパーク

 

カジノがある介護施設、ご存じですか?

パチンコ台なんかがあって。

あれ、評判は分かれるでしょうけど、

着眼点は素晴らしいですね。

 

歌とか絵描いたりとかの暇つぶしには

限界があると思うんですねー・・・

 

 

自分はバーテンダーの経験もあり、

ノンアルコールのバーとか

考えてみたいんですよ。そこで、入院中の

暇な患者さんを集めて、トーク上手の

バーテンダーを雇ったら、どうかなーと。

そしたら、看護師の負担が軽減されたり、

メリットがあるんじゃないかな?

 

 

あと、技術の有用性についても

発見しました。

 

自分がやっている読書、これにも

技術があるはずです。

 

これからも読書は続きます・・・

 

<次に読みたい>

・読書術に関する本、もう一冊読みたい!

 

 

参考・引用 柿内 尚文 パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上に答えが見つかる方法 

(株)かんき出版 2020年6月