観劇は「博多座」の「スパイ&ファミリー」が今年最後でしたが、12月は演奏会が二つ。
まずは一つ目。阪田知樹さんがピアノ協奏曲を弾かれるので行ってきました。
指の動きが見たくって、前方の下手席。とってもよく見えました。
まあ、指の動きが速いことといったら
アニメみたいに残像が見えた~~~![]()
曲はチャイコフスキーピアノ協奏曲第一番。
めっちゃメジャーなクラシカルな曲だというのに、先日ピアノの先生にコンサートに行った話をしていて、何を弾かれたのと聞かれ、「え~~っと、有名な曲で・・・・」曲名が出てこない。
駄目やな、私。
指揮がポリャンスキーさんというロシアの方。文化的な交流はロシアとも普通に続いているのですね。
ウクライナとの戦争が早く終わるといいなぁ。
身体が大きいからそう感じたわけではないでしょうが、とても力強い指揮でした。
はげ山の一夜も良かったけれど、ラフマニノフの交響的舞曲がですね、終わった瞬間の余韻が素晴らしくって、その音を少しも聞き逃すまいとして拍手までの時間がとても長かった。
演奏が終わるまでに拍手が聞こえてきたり、弾き終わった瞬間に一斉に拍手が起こることがあると思うんですけど、もうほんと、少しの音も聞き逃すまいという観客の想いを感じました。
素晴らしい演奏会でした![]()
しかし、一か月くらい前からメニエールの症状が出ていて、耳が音に敏感なんですよ。一番酷いときは、ピアノの練習もきつかったくらい。
だいぶ症状は改善していたのですけど、前方だったので耳に振動がガンガン伝わってきて・・・・。
音は振動なのね、と改めて感じました。
また、お隣の方の拍手が大きくてですね。耳痛かったな。
阪田さんのアンコール曲は、ラフマニノフ
「12の歌」より第7曲「ここは素晴らしい処」
初めて聴く曲でした。
曲の解説はなし。
昨年の演奏会では、指揮が鈴木優人先生だったので、お二人ですっごくお話されていたんですけどね。
阪田さん話始めると止まらないっぽい。
そのときのアンコール曲がアーン作の「クロリスに」
一瞬で曲に魅了されて、夏の発表会で弾かせてもらいました。
ほぼ原曲の楽譜どおり。しか~~し、私が弾くと全く別の曲になってしまいました![]()
知られていない曲だから、間違っても聞いている人はわからないですよって先生に言われたけれど、とても良い曲なのに私が弾いたのではそれが伝わらないのが悲しい。
こちらの動画↓何回聞いたかわからない。とても素敵な曲なんですよ~~。
いつかピアノを辞めるときはこれをもう少し上手に発表会で弾いて終わりにしたいと思って、今も引き続き練習してます。
休憩時間にロビーにいたら、スタッフの方が今のうちに「プレゼント持っていく」っていわれて、紙袋と花束もって楽屋がありそうな扉の方に入っていかれました。
九響のメンバーや指揮の方へだと終演後でしょうし、阪田さんに渡す分なのかな?
それで思い出したんですけど、阪田さんの横浜でのファーストリサイタル。バレンタインデーも近いこともあり、張り切ってチョコレート買って持っていったんですよ。
でも、なんとなく誰に渡せばいいかわからなくって(コロナ禍前だったから、誰でもスタッフに渡せばよかったのかも?)持って帰ってきちゃったんです。
で、娘と一緒にコンサートに行っていたので娘から娘の彼氏に渡してもらったことを思い出しました。
渡したかったなぁ。

