阪田知樹さん、九州初リサイタル行ってきました❣️
福岡で今年二回も生演奏を聞けるなんて嬉しい💕
プログラムは、前半がバッハ、ドビュッシー、リストから数曲。
有名な曲も多くてあまり詳しくない私でも興味深く聞くことができあっという間に終わってしまいました。
後半はショパンの24の前奏曲Op.28を一気に演奏。
続けて聴くのは初めてでしたが、有名な雨だれは、この中の一曲なのですね。
それぞれに違いを感じながら聞くのは楽しかったです。
阪田さんというと、お話を始めたら止まらなくなっちゃう印象あり。
ですが、一人のリサイタル。
話し出すと止める人がいないということを意識してかいつもより短め。
それなのに、「話が長くなってしまって」と言われるのは、話が長いと自覚されてるのかな?
私は、作品解説が面白いなぁと思っていつもお聞きしてるんですけどね。
話の中でリストについて触れておられました。
リストは高身長で超イケメンで、時代の寵児だったと。
そう聞いて宝塚花組公演「巡礼の年」でリストを演じた柚香光さんの映像が脳内に浮かんで来ました。
柚香光さんリストと阪田知樹さんは、全くキャラは違うと思うのだけど、阪田さんが「ラ・カンパネラ」を弾き始めて超絶技巧を目にすると、当時の女性たちがリストに熱狂した様子がまざまざと浮かんできまして、ものすごく面白く感じました。
リスト、こんな風にイケ散かしてピアノテクを見せ付けてたんだろうなぁ。
そりゃ、失神する女性も多かったことでしょう。
「ラ・カンパネラ」は最近亡くなったフジコヘミングさんの演奏も坂田さんの演奏も今まで何度も生の演奏を聞いたことがあります。だけど、今までこんな風に感じたことはなかったなぁ。
そのときにより感じ方は様々だと思うけれど、この「イケ散かした」演奏は一つの正解のように感じました。
坂田知樹さん、最近、テレビで見かけることも多くなったとはいえ、まだまだあまり知名度はないからなのか、空席が目立ってました。
もったいない。
演奏の感想を「イケ散かした」って書いてしまいましたけれど、坂田さんの良さはそこだけではないので誤解無きようお願いします。
私が一番好きなところは、音の柔らかさ、レガートの美しさです。
なんてったって「天使が弾いているようだ!」という評されるんですから。
アンコール曲はガーシュインの「アイガットリズム」で賑やかに終わりました。
私としてはアーンの「クロリスに」が聞きたかったところですけどね。
楽譜は用意したので、「クロリスに」そろそろ譜読みを始めようと思います。
「風の誓い」も並行してまだまだ頑張っていきます。
好きな人や物、意外なところで繋がるものですね。
「巡礼の年」録画してるので観てみようかな。