内子散策を諦めたおかげで3時半ごろ大洲城へ到着。
駐車場から石垣横を数分登って天守入口に到着。
天守横の台所櫓が入り口になってます。
天守は再現されたものですが、4棟の櫓は解体を免れ当時のものだそうです。
入り口を入って靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて内部に入ります。
私、スリッパを履いたまま階段を登るのが超苦手。
階段が急なため、階段下でスリッパを脱ぎ上階へ。
はて?ここは再現天守のはず。なのになぜにこんな急な狭い階段なのか不思議。
その理由ですが、大洲城、明治時代の写真が残っていること、江戸期の「天守雛形」と呼ばれている気組の模型が残っていることから、木材を使って当時の建物を忠実に再現されているからなのです。
鉄筋コンクリートの再現天守とは異なり木の良い香り。
4層4階と小さいものでありながら、登るのは結構大変。ここでも、お城巡りは今のうちしかできないよなぁとまたまた実感。
天守からの眺め。
肱川が見えます。
山間の落ち着いた城下町。
大洲も時間があればゆっくりと過ごしたいと思える街でした。
ガイドブックを読んでいて知ったのですが大洲の町には、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン 一つ星を獲得した「臥龍山荘」がありました。
4時半まで入場できるということで急いで行くことにしました。
どうにか4時半前に到着。
こちらも肱川のほとりに立つ山荘。もともと大洲藩 藩主の山荘。
明治維新以後は、放置され荒廃していたものを貿易商の河内寅次郎が余生を過ごすため手をいれ現在の姿に。
現在は国指定重要文化財に指定されているそうです。
母屋である臥龍院のほかに庭には茶室2棟も立っています。
茶室「不老庵」は肱川にせり出したように建てられています。
下の部分は、清水寺と同様の建築。
裏には生きた木を使用した柱もあり。
同様に見学していたおじさんと「とんでもなく贅沢な作りですね」とひとしきり会話をかわしました。
木造の再現天守と言い大洲の町はお金持ちが多いのでしょうか。
城の再現に使用した木材は町の人からの寄付らしいです。天守内にはずらりと寄付された方のお名前が書いてありました。
臥龍山荘見学のあとは、時間に縛られないので、しばし、街をぶらぶら。
ドラマは観てはないのですが、大洲は「おはなはん」の舞台とかで「おはなはん通り」という通りがありました。
そして、これは知ってますよ!
「東京ラブストーリー」
カンチ達の故郷って大洲なんですね。
カンチとリカが一緒に旅をしてリカがカンチへ別れの手紙を投函したのがこのポストだそうです。
そのシーン、覚えてはいないんだけど、「東京ラブストーリー」泣きながら見てたなぁ。最終回は熱を出していて、寝ている部屋にテレビなくてテレビの音声が出るラジカセで音だけ聞いたんだよなぁ。
あの頃、録画機能がついているテレビなんてのもあまりなかったですよね。
あれから十数年たったんですね。
夕方なので閉まってましたけれどお洒落なカフェとかもありまして大洲、素敵な町でした。
そして、大洲町 宝塚雪組 彩風咲奈さんの出身地なんですね。