柵を乗り越えるにはコンバースの靴じゃないと駄目で、偶然に偶然が重なって必然になった訳でミッションは成功した。


朝から特になにかあったわけでも無く、空は曇っていて、アスファルトも建物も冷たかった。
昨日はひとりでも太陽と一緒で暖かかったし、風に流されて揺れていたから寂しくなかった、ってチョケて言ったら、友達の後輩に「アッハ!」って笑われた。

うふふ。



今日の夜は三日月が見えるかしらー。

昨日、月を見た母が「今日の月は『ニッ』てしてたで」って言っていたから、わたしも見たい。

空が黒くなったら悲しくなるけれど、マシなこともいくらかあるのよ。