韓国軍 1970年代の 戦闘帽 | 無芯のブログ

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昔、軍払下げ店で入手した後 仕舞って置いた OD色の 作業帽 です。

どこの物か分からなかったけど 未使用品 な上  面白い形だったので、確か興味本位で買っておいたんだと思います。

 

前側が3分割に構成されていて、生地に HBT ヘリボーンツイル が使われてます。

 

対して背面は、自衛隊の丸天帽に似た円筒形のような感じの形状。

 

内側

冬季でも対応可能なようにか 耳当て が内側に折り返して付けられてます。

 

耳当ての裏にラベルが付いてました。

ハングル 文字なので、おそらく 韓国 か 北朝鮮 の帽子でしょう。

記載内容からすると製造会社と製造年のようで、訳すと 韓国被服工業協同組合 の 1972年製の製品と思われます。

上記会社は、韓国軍 の 戦闘服 関係を製造してるので この帽子は軍の作業帽で間違いないようですナ!!  ただ、このラベルだけでは 官給品 か PX品 かは不明ですけど。

 

さらにネットで調べてみたら、この帽子は 1971年から1983年まで採用されてたタイプで それまでは 作業帽 と呼ばれていたものが このタイプから 戦闘帽 へと呼び名を変更したんだそうです。

この キャップ の形状は 韓国軍のオリジナルらしく、朝鮮時代の文武官が被っていた 紗帽 を元にデザインされたそうですヨ。

当時は韓国の 陸軍(OD色)の他に 本体の色の違いは有れど 海軍(紺色)・空軍(青色) でも 同じデザインで支給されたようです、 ただ 兵士からの評判はあまり良くなかったらしいですゼ!!(笑)

 

耳当てを外側に折り返した内側の画像

帽体の前側と後側が非対称な作りになってるのが分かりますヨ。

 

内側の額部分にはライトブラウン色の合成皮革が縫い付けられてます。

 

帽体のサイズらしき印字が有ります。5号でしょうか!? 

被った感じでは M~L(7 1/4)位の大きさです。 

おそらくですが、数字が小さくなるにつれてサイズが大きくなるようです。

 

前の、バイザー裏側

3本のステッチで縫製されてます。

 

側面

アイレットが片側3つずつ付けられてます。

全体の作りからすると、下士官以下の兵士達に使われていた物ではないかと推察されますネ!!

 

 

たまたま入手して置いた物が どういう品であるかが分かるのは 何か嬉しいですナ~