米軍 放出 の 手榴弾 ( ハンドグレネード )用の ヒューズ です。

( ヒューズ下の ) デトネーター 部分が無いので、使用済みの安全品ですヨ!!

こちらは、反対側。

SAFETY LEVER 上部表示のアップです。
FUZE M213 なんで、M67破片手榴弾 用の セーフティレバー ですネ!
ただ 本体の信管の方は、訓練用の FUZE M228 の物だと思われます。
実戦用の手榴弾の信管は、爆発させたら形状を保ったままみたいには綺麗に残りませんからネ!!
逆に、安全把や安全クリップの方は起爆前に外されるので比較的に綺麗な状態で残ります。
M67 は 本体形状から アップルグレネード や ベースボール グレネード などとも云われてますナ!!

因みに、セーフティレバー が 青と赤色のヒューズ は FUZE 228 なので M67手榴弾 用ではなく 演習用の M69 トレーニング 手榴弾 (本体が青色で底に穴が開いてる)用なので注意が必要です。
↓これが、( 使用前の) M228 ヒューズ です。(形状は M213Fuze に似てます)

(ネットより拝借した画像)
↑ レバー 全てに、 セーフティクリップ が 装着されてるのが確認出来ますネ。
その他、MkⅡ( パイナップル )と M26 ・ M61 ( レモン )には M204A1 か M204A2 ヒューズ が使われ Mk3A2 Offensive Grenade には、 M206A1 か M206A2 ヒューズ が使われてます。
M206A2 Fuze 関連はこちらの真ん中辺りに書いてます↓
それぞれその手榴弾によって、使用する 雷管 が決まってるので ハンドグレネード の ダミー模型 でも 組合せを間違えないようにしたいですネ!! ← レモン型やパイナップル型の鋳物で作った模造本体に 放出品で入手し易いからと云って アップル型 の M67手榴弾系に付ける M213 ヒューズ や M228ヒューズ を (ねじ込み穴を拡張)加工して装着するのは、有識人から見ると アンバランスに見えてしまいカッコ悪いですヨ!!
↑こういう(フューズと本体の合ってない)粗悪な組合せ品って昔 沖縄のお土産さんとかに一杯売ってたよネ!?(笑)
それに この間違った信管の組み合わせを知らない人が、それが正しい手榴弾の組合せと思っちゃってるのは悲しい限りですナ~!!

ヒューズの下側

実物の M67 Fragmentation Hand grenade
(ネットから拝借した画像)

これは、東京キャロル 製 の ダミー M67ハンドグレネード です。
2012年の1月にリニューアルされたタイプで、より リアルな造形になりました。
上の実物画像と比べても、中々の出来であるのが分かります。
↓前に紹介した時の記事

上下分割した状態。
ヒューズ部分が金属製で、本体は ソフトビニール 樹脂 で出来てます。
印字 の中で、LOT の次に (実物には無い) 東京キャロル 製 を示す CRL という文字が追加されてますネ!!

内側ねじ込み部分を見ると、ああ~ソフビ製だなぁ!!と分かりますゼ!
軽量の“ 通常タイプ ”は、中が中空になってます。
( ヘビーウエイトタイプ や リアルタイプ へは、中に重りが入っていて中空にはなってません。それゆえ デトネーター の上半分の残ってる実物使用済みフューズはそのままでは取付出来ないようですゾ)

ヒューズ部分のパーツも良く出来ていて、実物と並べても 一見 どちらも同じヒューズに見えちゃいますヨ。
( 左側が今回入手した実物で右側がダミー )
まぁ~、細かく見ると違いが分かるんですけどネ~!!
(以下は、左側が実物で右側がレプリカです)

ヒューズの前面3角形の形に違いが有ります。(大した違いじゃないネ)
ヒューズ本体の素材はどちらも磁石が付かないので、鉄ではないですヨ。

ヒューズの後方です。
STRIKER SPRING ( バネ )の太さが全然違いますネ~!!
それに、レプリカ はプライマー部分が かなり深い位置になってるのが 分かります。

STRIKER ( 撃針 )の比較。
大きさや形状に違いが見られます。

PRIMER ( プライマー )部分の比較。
レプリカは、モールドだけの上かなり深い位置に有ります。

SAFETY LEVER ( セーフティレバー )の比較。
大きさはどちらも同じ位ですが、実物は全体的に角が丸みを帯びてます。
レプリカは、カクカクしてますネ!
材質はどちらもスチール(鉄製)のようです。

レバーの側面比較、色味以外違いが分かりません!

レバーの裏側。
折り曲げ部分の位置が若干違うかなぁ?それにレプリカには曲げ痕がくっきりしてます。

表示部の比較です。
実物は FUZE M213 レプリカは FUZE M213
MEI 80B ME188H
002-003 013-002
印字 は、レプリカも実物の特徴を良く取らえてます。
因みに、 実物 の 信管製造メーカー は 印字からも分かるように 米国 の MEI 社 です。
ダミーの方は MEに1(イチ)になってますネ(笑)

SAFETY PIN ( セーフティピン )の比較。
レバーを固定する針金の長さがレプリカは異様に長いですネ~

レプリカ 付属の SAFETY CLIP ( セーフティクリップ ) を、実物のヒューズへ付けてみました。
この クリップ は Jungle Clip ( ジャングルクリップ ) とも呼ばれてるみたいですネ!?
( 安全クリップ は、安全ピン と共に 手りゅう弾 携行時の誤爆を防ぐ第二の 安全用部品 です)

バッチリ
装着出来ましたゼ~!

ヒューズ後部の下にある溝に、クリップを引掛けて 安全レバーを覆うように取付けます。
これにより万一 安全ピン が抜けても安易に セーフティレバー は外れません。
こうすると、もう分るでしょう?
レプリカの本体に、米軍 実物 M213ヒューズ を取り付けてみますヨ~


おなじみ、全周囲写真です。
ねじ溝の幅が若干違うかなぁ~と思われましたが・・・
誂えたように、ピタリと取付が出来ました~

ただ、先程も書きましたが 無加工で取付出来るのは、中身が中空の 通常タイプ だけのようですヨ。
どうしても ヘビーウエイトや リアルタイプ の レプリカM67 へ実物 の 信管 を付けたい場合には ヒューズのネジ込み部分から下(中に入る部分)を切断する加工か、ソフビ本体の内側を (ヒューズの下部が入るように) ドリルで穴を空ける加工が必要になるようです。

実物のヒューズを付けると、 ダミーグレネード でも
リアルさが増しますヨ!!
