米軍 PASGT HELMET フリッツヘルメット 用の パラシューティストパッド ( PAD, PARACHUTIST’S HELMET )です。
落下傘兵が降下の後 地上へ着地した際に 後頭部への衝撃を緩和させるためのパッドですヨ。
陸戦用の フリッツヘル を、空挺部隊 用 ヘルメットにする パッド なんですナ。

NSN 8470-01-092-8494

2枚写ってますが、左が 前期用 で 右が 後期用 の パッド となります。
違いは、中心の切欠き部分の大きさです。
これは、ヘルメット内側のサスペンションアッセンブリー( 自衛隊 で云う ハンモック )の変更が要因です。

フリッツヘルメット の サスペンションアッセンブリー です。
左が 前期タイプ で右が 後期。
スエットバンド ( ヘッドバンド )を取り付ける部分の幅が
前期 1インチ ( 約25mm )に対して
後期 は 1.5インチ ( 約38mm )
と 幅広 に変更されてます。
このため、パラトルーパーパッド も 後期型 装着部の切欠きがデカくなってるんですネ~!!
各パッドを見てみます。

前期パッド です。

↑の印方向を、頭頂に向けて装着します。

1インチ用なんで切欠きが小さめです。
無理に後期用の幅広サスペンションを付けようとすると、破れるので注意しましょう。

後期用パッド です。

こちらにも頭頂方向をしめす↑が有ります。

後期サスペンション用の幅広切欠きです。
前期型サスペンションにも付けられると思いますが、位置がずれるでしょうネ~!!

リテンションストラップ です。 Strap Rat Para Helmet
これも、空挺仕様にするために必要なパーツで、装着したパッドを後頭部へシッカリ密着させる役割が有ります。
通常、空挺パッド とセットで支給されます。
放出品 を入手する場合にはストラップが付属してるかどうか確認した方が良いですネ~
因みに ストラップ は、前後期 共通で使用可能。
NSN 8470 - 01 - 092 - 7524

展開させるとこんな感じになります。
未開封 の場合には 装着時に使用する マイナス の 5/8インチネジ が同梱で付属してます。
(万一紛失した場合は、チンストラップ ( あご紐 ) を固定してるネジが サイズ規格とも一緒なので代替が可能ですヨ)

リテンションストラップの端には、フック&ループ(ベルクロ)が縫い付けられてます。
ベルクロを使って、チンストラップ(あご紐)へ巻き付けて固定させます。
ヘルメットへ取り付ける時は、ベルクロが縫い付けられてる部分を外側にくるように付けます。
★ 空挺パッド と リテンションストラップ の装着方法

US Pasgt Parachutist Helmet Pad & Retention Strap
PASGT HELMET マニュアル からの抜粋ですが、上記文を和訳するとこんな感じでしょうか?
『背面の(7/16")ネジを取り外して、“A”ナットとパッドを図1のように5/8 "ネジ(リテンションストラップに付属)を使用して、ストラップの中央穴を通して再装着します。
注:リテンションストラップの両端にあるフック&ループ(ベルクロ)がヘルメットの後部方向に付いてる事を確認してください。』
注:リテンションストラップの両端にあるフック&ループ(ベルクロ)がヘルメットの後部方向に付いてる事を確認してください。』
装着方法は、前後期とも同じです。

US GI PASGT HELMET PARATROOPER PAD
実際にパッド(前期形)を装着したイメージです。
(リテンションストラップが、あご紐に通されてるのが確認出来ますネ~!!)
この 空挺パッドセット も、最近は見掛けなくなっちゃいましたネ~!!