最近 中国 人民解放軍 で話題となっている 軍用 シャベル は 『 WJQ-308 』という 万能シャベル らしいですが、それ以前に中国軍で使われていたらしい シャベルを集めてみました。


これは、ベトナム戦争で 中華人民共和国 から北ベトナム へ供与されたタイプと同型のシャベル。
中国では、老式木柄工兵锹 と呼ばれてます。
全長は、約 63cm。
重量は、約 770g。

折りたたみ等の機能は無い簡単な作りですが、最悪の場合 武器としても使われたようです。

表示部のアップです、表の金具部分と裏の柄部分に入ってました。
1966年製のようですネ~!?
(現在だと、 205军用工兵铲 がほぼ同型みたいです)

こちらは、二つ折りタイプ の シャベル 。
中国では、木柄折叠锹 : Q1A探雷针87式工兵锹 と云われているタイプです。
全長は、折込時で 51.5cm 展開時で約 70.0cm。
重量は、約 1250g。

ツルハシが付いているので、米軍がベトナム戦頃に使ったタイプと酷似してます。

丸部分のネジを緩め、使用目的に合った状態へ上部部分を稼動させます。

金具部分に人民解放軍・建軍記念日マークの『☆八一』が刻印されてました。

米軍タイプシャベルと相違してる部分は、柄の端です。
“ニードル”が収納されていて、地雷探索や武器としての使用も可能と思われます。

それと、ブレード一方にノコ刃が付けられてるのも、米軍シャベルと違う部分の一つです。

こちらは、三つ折タイプのシャベル スコップ です。 本体には刻印は有りませんでした。
伞兵 ( 落下傘部隊 )の 三折工兵铲Q2型 に似てますが、ブレード部分が違うので Q3型の 初期 三折工兵铲 かもしれませんネ~
全長は、折込時 24cm 展開時 60cm。
重量は、約 1200g。

米軍の三つ折タイプと違い、ツルハシが付属してます。

ブレード一方には、ノコ刃が付いてます。

丸部分のネジを緩める事で、柄の展開やブレード・ツルハシの角度調整が出来ます。

三つ折タイプシャベルの収納袋。特に記入などは有りません。
3タイプ ・ シャベル の ヘッド 部分の比較

ストレート

2つ折り

3つ折り