母の左視床膠芽腫 -2ページ目

治療を止めた方がいいのか・・

日に日に不信感が大きくなり、

 

現段階でCT上で再発はなく、血液検査結果も異常がないし、

 

抗がん剤治療をまだ受けたいけれど、

 

治療に積極的ではない医師の元で治療を受けることにはどうしても抵抗がありました。

 

兄は私のスケジュールに合わせてくれ、前回からちょうど一週間後に会うことになり、今後のことを話し合いました。

 

今入院している病院でもう一回治療を受けさせてもらうか、も考えたのですが、

 

退院先を見つけるよう言われている中で、それもできそうにないと思い、

 

それならば5月に予定されている大学病院でのMRI検査の日に、通院も困難であることから入院させて頂けないか、聞いてみようということになり、

 

大学病院の支援センターの方に連絡をしてみようということになりました。

 

兄とはメールで連絡を取り合っていたけれど、直接会って話し合えたことで、いい方向に向かっていくような気がしました。

治療の継続を止めるタイミングとは・・

兄と会って決めたことは、

 

GWも近づいてきているから退院するのはGW明けに、

 

そしてお返事は期日が近づいてきたらにしようかと。

 

退院先は、続けるかどうか迷っている治療を、継続することができる唯一の施設。

 

もし治療をしない選択をしても、

 

自宅から徒歩数分で行ける距離にあることも魅力的で、

 

父が毎日面会に行けるのではないかということも決め手となりました。

 

22日には父が面会に行きましたが、面会に行くたびに、退院後も延命治療をするのかと聞かれた、抗がん剤治療をしても寿命が延びる訳ではないと言われた、大学病院の外来通院は負担が大きいと言われた、などネガティブな情報を持ち帰って来ていることがとても気になりました・・

 

治療を続けるかどうかのお返事は、父が次の面会の予約が取れた30日までで良いと言われたそう。

 

そして父は、介護タクシーで大学病院まで連れて行くことはできない、無理だ、と言うようになっていて・・

 

大学病院に入院している頃は、食事も摂れるようになったらリハビリをして、歩けるようになってほしい、と、ただそのことを信じて、

 

そこまでは期待できないよと私の方が思ってしまうくらい、

 

純粋に治療の効果を信じていた父がここまで諦めてしまっていることがただただ残念で、

 

大学病院に入院していた時に早く退院先を決めたら良かった、と後悔しました。

 

兄に会ってから一週間が経過しようとした頃、兄からもう一度会って話せないかと連絡がありました。

 

 

 

兄に会う。

母のことで兄ともよく連絡をとっていましたが、

 

直接会って話せる?と連絡があり、

 

お互いの中間地点あたりで兄と会い色々話しました。

 

兄も私も地元を離れているけれど、会おうと思えば会える距離に住んでいるのはとても心強いことです。

 

医師から治療を続けるかどうか問われたことで、こんなに悩むと思っていませんでした。

 

キラキラキラキラ

 

大学病院での手術後に主治医から説明を受けた頃は、治療をしても良くはならないのではないかと、病名のインパクトが強すぎて思い込みがあって、ネガティブに捉えていた私。

 

しかし術後に母は父のことも思い出し、リハビリをして歩く様子を看護師さんから教えて頂いたり、母自身からもリハビリをしているよ、と教えてくれることもあったし、面会した時には会話もでき、短い面会時間の中で母と楽しい時間を過ごすことができた・・

 

手術でこんなに回復するなんて思っていなかったのと、

 

大学病院を退院しなければいけない日が近づいた時、

 

今後また腫瘍が大きくなってきても状態が良ければ、再手術も考えると主治医の先生が言ってくださっていたので・・・

 

キラキラキラキラ

 

兄に会うと、母は病院に入院中だし、治療は続けたい、と。

 

実は私も日が経つにつれ、もう少し治療は続けたい気持ちになっていたので、

 

兄と同じ気持ちだったことが分かり嬉しくなりました。

 

私が悩んでいたのは、治療を続けるかどうか、ではなく、治療を続けるかを問われたことにもやもやしていたことに、後に気づきました・・