次女の引っ越しのお手伝いで宇都宮へ出かけた、この数日間。

 

お婿さんが「せっかくだから、お母さんと二人で温泉に行ってきたら?」といってくれて、孫を寝かしつけた後、二人で温泉へ。

 

帰り道に「お母さん、たまには二人でお茶しない?もうこっちに来ることもないだろうから」って言われて、駐車場のあるスタバでゆっくりと夜のお茶をした。

 

私はずっと長い間子育てしていたせいか、夫が存命中から基本的には夜出かけたりしなかった。たまにファミレスで夕食をさっと食べて帰ってくるぐらいだったから、逆に旅先での彼との夜の外出は深く深く心に残っている。

 

 

懐かしいなぁ。

あの頃、夫がこんなに早く亡くなるなんて、想像もしてなかった。

まだまだ一緒に旅を続けたかった。

 

そして、こうして夜ゆっくり誰かとお茶をしたのは、夫の病気が分かって以来初めてだったような気がする。

 

次女と二人でキャラメルマキアートを飲みながら、やっぱり話題になるのは夫のこと…まだまだ彼のことを話すと話題は尽きない。そして、やっぱり泣けてしまう。

 

次の日はお世話になった方たちにご挨拶した後「せっかく私が来ていて孫を見ていられるから、夫婦でデートしてきたら?」といって・・・

宇都宮の思い出のカフェへ、若い夫婦はお茶をしに。

宇都宮は素敵なカフェがたくさんあって、孫が生まれる前は良く二人でカフェ巡りをしていたらしい。

 

「カフェ、もう一回行きたいって思ってたんだよねー」と感謝されて、お返しというわけではないけれど「お母さんに絶対ここの味噌ラーメンを食べてほしい」という次女に連れられて、またもや夜二人で出かけることになった。

 

 

宇都宮は餃子が有名だけど、ラーメンのお店も沢山あるらしい。

夫はラーメンだったら味噌ラーメンが好きだったので「本当はお父さんも連れてきてあげたかった」と・・・

 

夫の話もたくさんしたし涙も沢山だったけれど、いったん夫と暮らしていた家から離れて出かけることができたのは、いい気分転換になった。