<白い壁:第二章・・・24>
カウンセリング・・・
そういえば勧められたことはあったけど、
診察で充分だと思ってたから受けたことはなかったわ。
それを受ければ、また違うのかしら?
まゆこを見送ってから、亮子は考えてみた。
あのまゆこさんがいつもの雰囲気と違う勢いで言うくらいだから
きっと何かしらの効果はあるのかもしれない。
亮子は薬局を離れると携帯電話を取り出し、クリニックに掛けた。
「次の診察日にカウンセリングも受けたいんですけど・・・」
「カウンセラーのご要望はありますか?」
「いえ、初めてなので、特にありません。」
「承知しました。では、診察時間の後にカウンセリングの予約を入れておきます。」
「お願いします。」
これで良し!
こうなったら、試しになんでもやってみるもんだわ。
亮子は携帯電話を閉じると、また薬局へ戻って行った。
(つづく)