N145 : 東海道新幹線の新型車両「N700A」、2013年デビューへ | 一日一鉄 ~ほーぷの鉄道ニュース~

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日本全国全鉄道路線(JR・私鉄両方)を完乗した経験を元に、鉄道業界に関して戯言をぶちまけていくブログです。現在は日々の鉄道ニュースへのコメントがメインですが、そのうち乗り鉄記録を整理して載せていくかも知れません。

 JR東海は29日、東海道新幹線では5年ぶりの新型車両「N700A」の営業運転を来年2月から始める、と発表した。
 N700Aは、2007年7月にデビューした「N700系」の改良型。地形に応じて自動的に加減速し、常に最高速度を維持する機能を備え、ブレーキなども強化する。最高時速はN700系と同じ300キロで、所要時間も変わらない。

すっかりN700系が定着した東海道新幹線ですが、5年ぶりに新車両がデビューするそうです。
その名も「N700A」。

東海道新幹線の車両は以下のような変遷を遂げています。

型式最高速度
(開業当時)
開業年引退年
0系210km/h1964年2008年
100系220km/h1985年2012年
300系270km/h1992年2012年
500系300km/h1997年
700系285km/h1999年
N700系300km/h2007年
N700A
(N700系1000番台)
300km/h
(予定)
2013年
(予定)

つい最近引退した100系、300系も含めて、今まで6型式作られているのですが、今回のはN700Aということで、名前から見ても分かる通りN700系の亜種です。
JR東海の発表では、あくまでN700系の1000番台という扱いで、型式が新しくなったというわけではなさそうです。(「N700A」系という型式はないとの認識です)

ただ、その割には、わざわざ「N700A」という名前までつけて強調しているので、新しい型式の新幹線が作られたのだと誤解しそうです。
新型の新幹線を作るスパンが長くなってきているため、マンネリ化を防ぐための一手としてわざわざ名前をリニューアルしたのでしょうか…少し混乱のもとかなと思います。

それにしても「N」だの「A」だの、最近ではアルファベットを入れるケースが増えてきています。
(関東の近郊列車では「E」というのも増えてますね…)

今まではアルファベットのつかない型式番号だったのに、なぜN700系から突然「N」がつくようになったのか、当時は非常に謎に思っていました。
後から調べてわかったのですが、Nの由来は「New」や「Next」の略とされており、次世代の700系という意味を込めて付けられたようです。

また、余談ですが実はN700系は当初700N系という名前だったのです。
ところが、この700N系が正式に発表された際にN700系に変わり、今でもN700系として世の中に浸透しています。

今回のN700Aに関しては、アルファベットが後ろにくっつく形となりました。
きっと、N700系の亜種ということで、後ろにくっつけたんだとは思いますが…。

ちなみに、Aは「Advanced」の略だそうです…なんだかややこしいです。
そのため、N700Bというのはないんでしょう、きっと…。

また違うネーミングルールが出てきて少し困惑していますが、新しい車両の発表に関しては素直に喜びたいと思います。
2013年2月にデビューということで、N700系とそれほど変わらないかも知れませんが、デビューしたら早速乗りに行ってみたいと思います。

…とはいえ、個人的にはN700系がお気に入りなので、こだま・ひかり・臨時ののぞみも含めて全てN700系が走ってくれれば、それでいいんですけどね…。