学生さん達が数年間続けてくれたバイトを退職していく。
就職、進学。
春から新しい道に進むみんな。
私はいつも退職する人に、感謝の気持をこめてメッセージカードを書き、お菓子をプレゼントしている。
その中の1人、大学生の男の子はバイトリーダーもしてくれて、学生バイトのみんなのお兄さん的だった彼。
だから、みんなでお金を出し合いプレゼントを用意した。更には寄せ書き。
私からは個人的に、名前入りのボールペン。
彼がいなくなるのは、とても寂しい。
明日、最終出勤日にこれらを渡すのだが、うっかり泣かないようにせねばならない。
泣く……といえば、ドラマとか見てすぐ泣いたりするのに、現実の自分のプライベートで悲しい事があっても、なぜだか泣けない自分がいる。
悲しい気持はあるのに、涙がでない。
父が亡くなった時もそうだった。
大事だったペットを亡くした時も。
大人になったのか、感情を出せなくなってるのか、それはわからない。
思いっきり泣けたらいいのにって、時々思う。