民主主義が定着したのは

封建時代を経験した国家

 

法治主義が世界でも定着しているのは、

西洋と日本という封建時代を経験した国家

 

 

泰時が築いた日本の骨格

鎌倉幕府 3代執権 北条泰時

 

飢饉で飢えた百姓たちの借金の証文を焼いて助けたり、

また武士の法として『武家諸法度』を作ったり。

泰時が第3代執権となったのが1224年、42歳の時

 

それから1242年の60歳での死までの約20年間、

世の中はそれまでとは、うって変わった

泰平の代を迎えます。

 

 

鎌倉時代は日本で最初の

本格的武家政権

が誕生した時代です。

 

泰時がその基礎を固め、

その上で第8代執権・北条時宗が中心となって、

元寇を斥けました。

 

日本が独立を保てたのも、

当時の鎌倉幕府がしっかりしていたから。

 

また、泰時の作った武家諸法度

によって法治が進みました。

 

 

今日、法治主義が世界でも定着しているのは、

西洋と日本という封建時代を経験した国家だけ。

 

 

封建時代に土地の所有権を巡る法が整備され、

国民の遵法精神が発達することによって、

近代国家の法治主義が根を下ろします。


さらに、武家政権が安定することによって

「皇室の権威の下での幕府の権力」

という二階建て構造が確立しました。

 

権力を握るものは常に権力闘争に曝されますが、

二階に相当する皇室の権威は闘争を避けて、

国家全体の統合を支えます。

 

 

聖徳太子が開始した

権力者が交代しても、

国全体の一体性は保たれる

という日本の叡知が

 

武家政権という強力な武力

治水能力を持つ勢力によって

確立したのです。

 

 

イギリス王室は約1000年ですが、 

現ウインザー朝に変わって107年。

 

日本は紀元前585年

の神武天皇から途切れることなく

2609年

 

一度、途絶えそうになった皇統を

維持したのが、聖徳太子でした。

 

 

封建制を経験していない国

ユーラシア大陸の中央、

ロシア、中国、イスラム世界には

民主主義がいまだに定着していません。

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