栗林 良光
大蔵省主計局


「キャリア官僚」という人種について
詳しいことを知る機会はなかなかない
と思います

例えば「踊る大捜査線」なんか見ていても
キャリア官僚はなんだか組織の論理に
がんじがらめの汚い世界
くらいの印象だけある人もいるかもしれません


キャリア組のなかでもいろいろ出世の仕方
があるようで この本では
特にキャリアの花形といわれる大蔵省
(現:財務省)主計局長への出世方法について
細かく教えてくれています

それはまず国家公務員試験の受験から
競争は始まっています
まず
東大法学部出身
国家公務員Ⅰ種試験上位50番以内
の条件をクリアし
大蔵省に入省する

2年毎くらいに各地の財務局等に転勤を繰り返す
(転勤先にも細かく出世の階段が設定されており
 階段を踏みはずさないことを厳守)
この段階で同期のライバルとの熾烈な競争が
あり 少しのミスや不祥事で足元をすくわれ
トップへの道が閉ざされるようです

そうしてこうした競争に勝ち抜いた者だけが
キャリアのトップ
大蔵省主計局 主計局長という
肩書きを手に入れることができるそうです

さらに面白いことに
こうした官僚界のトップには素敵な
縁談が舞い込むそうで政治家先生
の令嬢との結婚によって
その政治家先生の地盤
を受け継いで国会議員への道
も開かれるといった具合に
道筋が作られるようです



まあ、あくまで典型的なパターンだとの
但書はありましたが とかくこのように
試験を受ける段階からレールの上から
滑らないように最善の注意を一生払い
続けることがこの世界で生きる術なの
だなあと実感しました


逆に階段を踏み外さなければ
地位は保証されているという
なんか変な組織ですね
実力うんぬんではなく 上っ面な世界だなと・・