業再生ファンド (光文社新書)/和田 勉


今日はNOVAではなく企業の再生についてです

数年前から大企業の民事再生とか
会社更生とかいった話題が盛り上がっています

今も英会話NOVAが資金繰りに困って再建を
目論んでるということですが

この本では、そういった企業再建に一役買った
外資ファンドについて紹介されています

いったん潰れた会社が再建するということ
はフツーに考えれば「そんなことできるのか?」
と思いますが
潰れてしまっては社会への悪影響があまりに
大きい企業なんかは法律にのっとって再建
することが可能となります

具体的には、銀行さんに借りている多額の
借金が返せない状態のまま放置されているもの
を銀行さんにお願いして「借金チャラ」にしてもらう
つまり債権放棄によって再建するケースが多いです

とはいえ銀行さんは厳しい人たちですから
簡単に借金チャラにしてくれる訳は無く
そこで登場するのが外資ファンドです

銀行の持つ不良債権を外資ファンドは
買い取ってくれるのです
もちろん買取った債権から利益を
生み出すスキームを持っているからですが

こういった手法でこれまでたくさんの企業再建が
行われてきたという経緯があります

この「不良債権の買取ビジネス」
は今では日本の金融会社もやっていますが
当初は外資の専売特許だったようです


これに限らず金融分野の先端ビジネスは
アメリカからの輸入ばかりで日本企業は弱く
金融当局の対応も遅いなあと感じます


さらに「証券化」といった言葉も一般化していますが
これら買取った債権から利益を生む仕組みとして
証券化というスキームもここでは紹介されてます

「企業再生」 や 「債権の証券化」 などの
これまでの経緯をしるにはちょうどよい本ですね