普段はシニア層に強い地味な百貨店(失礼)として名高い京王百貨店ですが、新春に開催されるこの駅弁大会に関しては、数ある百貨店催事でも異彩を放つ大人気ぶりであり、新宿周辺のワーカーや沿線住民に新春の訪れを感じさせる名物企画となっています。
本大会は毎年1月中旬に14日間ほど開催され、TVなどでも盛んに放映される序盤は混みがちですが、中盤~終盤になると混雑が緩和されます。訪問した日は混雑しがちな開催初日でしたが、まとめて購入出来る輸送駅弁コーナーは並びナシで入場できるなど、例年より空いていたような印象です。
戦利品は以下のとおりです。北陸本線・加賀温泉駅の「小松 しし肉弁当」、税込1,280円です。
今春を予定している北陸新幹線の敦賀延伸に先駆け、1896年創業の高野商店が開発した新作の駅弁です。小松を含む南加賀地方は農水省認定の“ジビエ利用モデル地区”であり、大麦入りご飯の上に小松市産の猪肉のすき焼き煮とそぼろが盛られています。ささやかながら復興支援を兼ねて選品。
佐賀県・佐世保線/武雄温泉駅の佐賀牛赤身ステーキ&すき焼き弁当、税込2,106円です
武雄温泉駅構内にあるカイロ堂は九州駅弁グランプリ3連覇の有名店であり、佐賀牛を一頭買いしているようです。値段はかなりお高めですが、冷めても柔らかく美味しい逸品です。
山陰本線・鳥取駅の「ゲゲゲの鬼太郎丼」、税込1,600円です。
豆腐竹輪に練梅を添えた「目玉のおやじ」が中央に鎮座しています。鳥取牛が生姜で煮込まれたしぐれ煮風の牛丼となっており、錦糸卵で鬼太郎の服を表現しているものとみられます。食べ進めると鬼太郎のその取り巻き達のイラストが丼(有田焼)の内側に登場してくる楽しい駅弁です。
最後は、函館本線・森駅「いかめし」、税込880円です。
イカ価格の高騰により昨年は一気に100円も値上がりして驚いたのですが、今回は据置きでした。いかめしは駅弁の王様ですので、外さずに購入しています。
尚、お支払いは「全国百貨店共通商品券」ではなく、色々な会社から優待で貰うVISA、NICOSといった信販系のギフトカードを使用しています。信販系のギフトカードは大体の額面が1,000円以上&お釣りが出ないという特徴がありますが、駅弁は1,000円以上するケースが殆どなので、端数を現金払いする形で問題なく使用できます。
駅弁大会は22日(月)までやっていますので、お近くの方は是非どうぞ。私も再訪予定です。
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