新春ご挨拶&今年の取組方針(投資戦略アウトルック/2024.01.01)。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
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謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 

日経平均株価はこの1年で26,094円→33,464円まで7,300円強と3割弱も上昇しました。個人的な結果としては、年を通じて非常に軟調だったグロース銘柄群(主力級も複数)にめちゃくちゃ足を引っ張られたものの、薄く広く買ってる高配当バリュー系銘柄や優待銘柄の水準訂正が凄まじく、ラッキーパンチ的にしっかり増えました。自分的な納得感は全く無い一方で、単純な増加幅だけでいえば20数年来で最高となりました。


閑話休題、今年の取組方針についても、私の投資のふるまいにおける基本姿勢である「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を前提に、専守防衛的なスタンス(積極的な上値追いをしない)を従来レベルで維持することとします。

 

個人的な今年の相場見通しについては、米国の金利上昇打ち止め感が出てきており、半導体やAI関連株が改めて動意付いていることから、過度に撃ち込まれたグロース株を丁寧に拾っていくスタンスを想定しています。

 

また、本取組方針には含まれない人生ありようについては、引き続き“余生とのバランス”を常に意識していきたいと考えています。既に40代に突入しており、有効年齢ベース(※寿命75歳とした場合、心身がまともに機能する有効年齢は60歳と想定)ではとっくに人生の折り返し地点を通過しているため、1日1日を大切に過ごすだけでなく、時間を自分のために費やす投資効果も徐々に落ちてくるので、身の回りの“未来のある若い人”に時間やお金をかけることを考えていきたいと考えています。そろそろ人生の主役から降りる準備に入る頃合いだと思っています。

 

投資絡みの話にちょっとだけ戻ると、昨年は目標通り優待に縛られずに新規店(個人店みたいなところ)をかなり開拓出来て世界が広がったので、そこは本当に良かったと思います。いままで“マイル修行僧“みたいな義務感があったものの、そういった意識も薄れてきました。優待はお金の節約にはなるものの、人生の中身が硬直化しやすいので、お酒なんかと一緒で適量を楽しむ方が健全なのかなと思います。

 

それでは、本年も弊ブログご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

 

2024年 元旦 

なちゅ

 

2024年のご参考銘柄 
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■Appier Group(4180) 1,850円

トップライン成長率とマージン成長率を合わせた所謂「40%ルール」を連続でクリアどころか、どっちか片方だけでもクリアするような勢い。ARR、ChrnRate、NRR等各種指標とも大変良好な水準を継続しており、グロース株の中では圧倒的なクオリティ。海外売上比率が高いのもポイント。株価水準切り上がってもなお強気。

 

■ラウンドワン(4680) 558円

新型肺炎禍での空前のクレーンゲーム人気がある程度持続、エネルギー価格上昇による電気代高騰も一巡で国内が回復。ボウリングも底入れ。期待の米国事業も出店積極化、国内で減価償却の終わったマシン(太鼓の達人やDDRなど)の輸出・稼働でキャッシュカウ化。SKジャパン持分法適用化で人気IP景品の安定確保も進む。

 

■スカイマーク(9204) 1,014円 

レジャー需要回復、エネルギー価格一服にくわえて足許の円高傾向も追い風。民事再生時と新型肺炎禍の繰越欠損金で、2025年~2031年まで法人税負担も軽い。配当未定だが、理論上の法人税実効成立34.59%控除後の調整後配当性向35%のため、3月の配当は35~40円が見込まれよう。

 

■ゼネラル・オイスター(3224) 1,818円

ホタテ加工受注急減の足かせがあるものの、飲食店復活でなお黒字圏確保。当たらない牡蠣の量産まだ先だが、既に世界初の商用化に成功しており、やや長い目で見る必要があるものの、中長期的に卸売り事業の飛躍が期待される状況。

 

■マーキュリアホールディングス(7343) 701円

終わった期はファンドのExit遅れによる成功報酬の後ろ倒しと、傘下・香港REITの時価評価で下方修正したものの、既存ファンドは本格的な投資回収期入り。期ズレ影響による見せかけの増益部分があるものの、そうでなくとも収益は一段増が見込まれよう。

 

※前年のご参考銘柄(結果)
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■Appier Group(4180) 1,358円→1,850円 

■日本製鉄(5401) 2,292円→3,230円

■PHCホールディングス(6523) 1,473円→1,437円

■スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684) 6,130円→5,063円

■豊田通商(8015) 4,885円→8,308円

 

*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。

 

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