やったことの無い方を選ぶ(今日のひとこと)。 | なちゅの市川綜合研究所

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アメブロメンテで株記事が書けなかったので、今日は久々にポエムでも書きます。私が常日頃心がけていることに、迷ったら「やったことの無い方を選ぶ」というものがあります。

 

30歳を過ぎれば、自分の好きなこと・嫌いなことや、得意・不得意がかなりわかってきます。そして私は“不惑”と言われる40歳に達したのですが、物事の期待値をはじき出すのも前より上手になっており、及第点を60点とすれば、無意識に65点くらいは出せるようになってきたように感じます。

 

イメージの例として株で例えれば、今次SVB破綻のような荒れ相場において、画期的なビジネスモデルを引っ提げてIPOしてきたキラキラグロース株と、一過性の悪材料で売り込まれたプライム市場の大型高配当株の2銘柄で迷うのであれば、通常の思考回路であればほぼ確実に後者を選択して、ある程度のリターンを得ています。


・・・と、普段はそんな感じの立ち回りなのですが、そこであえて“心を鬼にして”前者のキラキラグロース株を選ぶ機会を意識的に設けるようにしています。そうでないと、PF全体がオールドJTCの高配当株まみれになり、先進的なビジネスモデルやテクノロジーに関する知見獲得が進まず、既に知っている業種の銘柄か、あるいは似たような銘柄にしか投資が出来なくなってしまうからです。

 

こういうのは株に限った話ではなく、旅行の行き先選びなどでも本質は一緒です。関東近郊の近場の観光地であれば、箱根・熱海や、伊豆・修善寺、あるいは軽井沢、河口湖・山中湖など、自分的にも世間的にも評価の安定した観光地を選んでしまう傾向が年々強くなってしまっています。そこで、これらの主要観光先から足を伸ばせば届く堂ヶ島(西伊豆)や、万座・鹿沢口、本栖湖・西湖(いわゆる樹海の方)といったところを意識的に開拓して自分の世界をじわじわと広げていくのが理想なのですが、旅行は家で寝っ転がりながらでも出来る投資とは違ってやや億劫なものでもあり、思うように出来ていないというのが実情です。

 

私は基本的に40歳からの人生は“余生”だと考えています。医療も発達している現代においては、悲観的過ぎるのかもしれませんが、好きなことを好きなようにやれる時間は日に日に削られていることは事実です。しかも、今次コロナのような数年に渡る行動制限イベントが発生してしまうと、人生の有効時間は更に目減りしてしまいます。

 

また、人生経験値が溜まってくると「好きかどうかわからないけど、とりあえずやってみる気力」は反比例で減少するため、評価の安定した選択肢の中からしか選べなってしまうということは、既に人生の縮小均衡局面に片足または両足を突っ込んでることを意味すると思います。そのため、日々少しでも「やったことの無い方」を選んで、加齢に抵抗していきたいな・・・と思っている今日このごろです(おわり)。

 

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