最近訪問した外食店舗の実査と感想の記録です。「芹乃栄」とは1月2週目の頃を指し、芹(せり)が冷たい沢の水辺で群れ生えてくる時期という意味です。芹は春の七草のひとつですので、いわゆる“七草がゆ”の時候ということですね。
①丸亀製麺(トリドールHD)
㈱丸亀製麵と㈱TOKIOは“共創型パートナーシップ”という提携関係にあり、松岡昌宏氏との協業により生み出されたのが「俺達の豚汁うどん」です。期間限定品とみられるものの、既に100万食を超えるヒット商品に育っています。
豚汁うどんはSNS等でも評判になっているので、実食しに行きました。本体価格(税込790円)に、ニラバタトッピング(税込100円)で合計890円です。商品の背後にあるのは無料のネギです。
北海道産真昆布や複数の削り節から引いた白だしに、コチュジャンとオイスターソースを隠し味とした特製味噌がベースとなっているそうで、具材も豚肉とキャベツ、たまねぎ、にんじん、ごぼう、油揚げと豊富で食べ応え抜群です。
うどんに合わせる前提で豚汁を作っているため、想像していたものより味が濃く、けんちんうどんの延長ではないエッジの鋭さもあります。ネックは790円という高価格であり、TOKIO料込としても、ややアグレッシブな値付けという印象です。
②かっぱ寿司(カッパ・クリエイト)
昨年秋にメニュー改定があり、新定番メニューの中からまいたけ天(税込165円)、なす揚げびたし(税込110円)、を発注しました。どちらも見た目からボリューム感を感じられたほか、食べ応えにも満足出来ました。
郷土料理「さんが」の大葉包み天盛り(税込165円)です。「さんが」なめろう鯵に味噌を混ぜて大葉で焼いた千葉の郷土料理だそうですが、大変美味しかったのでリピートしたいと思います。
飛燕札幌味噌ラーメン(税込495円)です。カッパの麺類は今一歩の印象ですが、本商品も味噌の濃厚さが感じられず普通の出来でした。他のメニューのコスパが高いだけに、割高感が強い印象です。
最後にお会計ですが、カッパ株非保有のため、大戸屋の優待ポイントを消化する予定だったものの、訪店した富士吉田店では自治体の20%還元を実施していたので、PayPayで支払いしました。チェーン店の20%還元はありがたいですね。
かっぱ寿司はコスパが高い優良店なので、株主になるのではなく、いち消費者として行くべき店だな・・・と思います。
③リンガーハット(リンガーハット)
個人的には好きなチェーン店なのですが、行動範囲に通いやすい店がないので、見かけると深夜の街頭に吸い寄せられる蛾のように吸い寄せられて(微妙なたとえ)、ふらふらと入店していまいます。
今回は北海道みそコーンちゃんぽん(税込840円)を発注しました。
味噌ちゃんぽんにたっぷりの道産コーンが乗せられ、コーンを掬うよう専用の穴あきレンゲも一緒に提供されます。北海道と名のつくものは何でも美味しく感じますね。お店の方には“モグべジ食堂へようこそ!”なるキャッチコピーが付されていましたが、カロリー高め&健康度低めの外食チェーン店が多い中で、差別化しやすいポイントなのかなと思います。野菜訴求はサブウェイと同様ですね。
以上、今回は3業態を訪店しました。機会があればまた書きます。
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