最近訪問した外食店舗の実査と感想の記録です。「蟋蟀在戸」とは10月第3週頃を指し、昔はコオロギのことをキリギリスと呼んでいたため、ここで言う蟋蟀とはコオロギや鳴く虫の総称です。戸口でこれら秋の虫が鳴き始める頃、という意味です。
①鮨酒肴 杉玉(FOOD & LIFE INNOVATIONS)
FOOD & LIFE INNOVATIONSはあきんどスシローの兄弟会社であり、「鮨酒肴 杉玉」のほか、酢飯おにぎりの「むすび寿司」を展開しています。2018年に神楽坂に関東1号店を出店し、現時点では全国50店舗程の展開となっています。
まずは看板メニューの「杉玉ポテトサラダ(税込527円)」です。
表面はあおさと干し海老でコーティングされ、本当に店先にある“杉玉”のような外観です。中には玉子の黄身が入っており、スプーンで潰していただきます。串カツ田中や磯丸水産でも見かける、自分で好みの食感に仕上げる系のポテトサラダです。
「欲張りな天ぷら盛り合わせ(税込395円)」です。
海老・イカ・茄子・さつま芋の4種です。この手の均一メニューは税込329円(本体価格299円)でしたが、10月に価格改定した模様です。
「王道三貫」も税込395円。アナゴ、小肌、ハマチの三貫を選択。
ちなみに飲食店の“顔”でもある生ビールの値段は税込604円でした。生ビールで600円台は大衆チェーン店の域を超えており、挑戦的な印象です。会計しても以前のような割安感を感じなかったので、顧客の繋ぎ止めが出来るかどうかに注目です。
②ステラガーデン(プリンスホテル)
他民鉄比でホテル事業比率の高い西武HDは大打撃を受けており、旗艦物件である「ザ・プリンス パークタワー東京」をシンガポール政府系のGICに売却して、資本を拡充しています。9月末日がその売却日だったため、他国の持ち物になる前に惜別の訪館。
「スカイラウンジ・ステラガーデン」は33階にあり、東京タワーを目の前に望みます。タワー左側には森ビルが建設中の麻布台ビルが見えるほか、眼下を覗けば「とうふ屋うかい」の立派な日本建築を見ることも出来ます。
この日はトワイライトで飲んでいたので、暮れゆく東京の様子が楽しめました。ライトアップされると中々にエモいです。写真は“芝パーク マティーニ”はラズベリーベースの赤いマティーニ。
お会計は西武HDの「選べる株主さま優待券(2千円ごとに▲1千円)」と、「レストラン飲食10%割引券」を併用により、額面45%程度のお支払いでした。ここは唯一無二の眺望が素晴らしいので大変おススメです。
③からあげ縁(エバーアクション)
「かつや」を主力とするアークランドサービス(ALS)は2015年に「からあげ縁」を展開するBAN FAMILYを買収し、傘下のエバーアクションと統合しています。「からやま」も合わせると既に200店弱の展開となっており、一大からあげ勢力を形成しています。
この日は期限切れ間近だったALS優待券消化のために、テイクアウト目的で訪店。
屋号を冠した「縁(ゆかり)弁当」、税込691円を購入。
特にこれといった特徴が無く、その辺のからあげ屋さんと同水準のクオリティでした。ALS優待券の使い道としては、王道の「かつや」のかつ丼や、「ごちとん」の豚汁定食で使う方が効用が高い気がしますね。
以上、今回は3業態を訪店しました。機会があればまた書きます。
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