最近訪問した外食店舗の実査と感想の記録です。「紅花栄」とは5月第4週頃を指し、紅花は布を真紅に染められる貴重な天然染料であり、江戸時代は紅花を発酵させて丸い餅状に固めた“紅餅”は金より価値があるといわれるほど高値で取り引きされ、莫大な富をもたらしていました。
① ばんどう太郎(坂東太郎)
坂東太郎グループは茨城県西部を中心に80店舗超を展開する地方ファミレスであり、静岡でいうところの「さわやか」のように、茨城県内で抜群の知名度を誇ります。年商も推定80億円程あるものと推定され、明日にでも上場出来そうな規模感の企業体です。
この日はつくば市のみどり野店を訪店しました。郊外店中心ということもあり、駐車場も非常に広く、建物も日本建築の立派な佇まいです。
壁面には経営理念のようなものが掲げられていました・・・大戸屋にある「かぁさん額」に似ています。中庭には二宮金次郎?も居ました。独特の雰囲気があります。
さて今回は名物の「坂東みそ煮込みうどん(税込1,353円)」をオーダーしました。
自前の味噌蔵で3年寝かせたという味噌はコクがあり、具材もたまご、しいたけ、かまぼこ、白菜、豆腐、かぼちゃ、さつまいも、そして茨城名産のれんこんなど非常に豊富です。火傷しそうになるほどアツアツで提供されますが、コシの強いうどんも食べ応え抜群で、とにかくチェーン店とは思えない総合力の高さを感じる一品です。
坂東太郎は日テレ系「ひみつのケンミンSHOW」で放映され、一躍全国にその名を知られることとなりましたが、茨城では大変ポピュラーなので未訪店の方は是非一度行ってみて欲しいと思います。
②名古屋めし食堂 丸八(ジェイプロジェクト)
2007年竣工で東面外壁のアールが特徴的なルーセントタワー(事業者は名鉄・中電・トヨタらで組成した牛島市街地再開発組合)の地階にあります。矢場とんの味噌かつ、鳥開総本家の手羽先や親子丼、うな匠のひつまぶし、カネ勘のきしめんなど名古屋めしをワンストップで食べることができます。名古屋界隈の優待族にとってはあまりにも有名なお店です。
今回はカネ勘の「味噌煮込みきしめん、天むす2ヶ付(税込1,200円くらい?)」をオーダーしました。どれだけ味噌煮込みが好きなのか・・・。
矢場とんと鳥開総本家は有名な他社ブランドですが、このカネ勘とうな匠はジェイグループの自社ブランドですので、お味の方は概ね想像どおりです。やはり当店のウリは優待券で様々なメニューが食べれる点にあろうかと思います。ルーセントタワーは名駅から遠すぎますけどね。
ちなみに配膳ロボも導入されていました。ソフトバンクのもので、すかいらーくで絶賛稼働中のネコちゃんロボとは仕様が異なるものです。
③デニーズ(セブン&アイ・フードシステムズ)
親会社のセブン&アイHDの“非本業”の飲食事業として、外部ファンドから常に売却圧力にさらされているデニーズです。もっとも優待族にとっては、クオカードの最有力使用先であったすかいらーくが使用不可となってしまったことから、クオカード消化先の“ラストリゾート”としての認知がなされています。
今回はサニーサイドアップモーニング(税込660円)をオーダーしました。
単なる目玉焼き定食なので感想は省略しますが、同じようなモーニングをガストで食べるのと、デニーズで食べるのでは効用感がまるで違うように思います。内装の雰囲気なのか、客層の違いなのか、接客水準の違いなのかよくわかりませんが、デニーズには何とも言えない魅力を感じますね。
以上、今回は3業態を訪店しました。機会があればまた書きます。
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