3月半ばからの中小型株の超絶爆戻し相場にほくそ笑む一方、急速な為替変動で日本円がハードに棄損していることにも気付いてしまい、言うほど心中が穏やかでない個人投資家の皆様におおくりする“立ち食いそば”カテゴリー、累計147店目の紹介となります。
さて今回は東京メトロ築地駅徒歩3分の「布恒更科~ぬのつねさらしな~」に行ってきました。場所は駅2番出口を出て築地本願寺を背にして、京橋築地小学校沿いの路地を中に入って平成通り(新大橋通りの一本裏の大き目の通り)に出て、左折すると程なくして左側にあります。
当店は大井に本店を構える「布恒更科」の唯一の支店であり、更科蕎麦の総本家である「麻布・更科堀井」の直系店となっています。更科は言わずと知れた、砂場や藪と並ぶそば暖簾御三家の一角であり、江戸前そばの伝統の系譜を受け継ぐ一店です。
今回はごぼう天もり(1,680円/税込)をオーダーしました。
自家製粉石臼引きとされるそば麺は麺線太めで田舎蕎麦のような雰囲気ですが、それでいて固めで歯応えがあるという特徴的なそば麺となっています。つけ汁もまるで醤油のような超濃い口のもので、そこもまた江戸前感を感じさせるものとなっています。全体としては、蕎麦という食べ物をどこまでも凝縮させたような、無骨で硬派な感じの食べ応えに仕上がっています。
他方、ごぼう天は桜海老とのかき揚げタイプであり、都度揚げでサクッとした食感のものが提供されます。大葉天やすだち、大根おろしも添えられており、かき揚げひとつにしても細部まで確かな拘りを感じさせます。但し、別途天つゆの用意はなく、そばと同じ超高濃度つけ汁に浸していただく方式となっています。
他のメニューはこんな感じです。私は天ぷらやかき揚げが好きなので、いつもそういう揚げ物系になびいてしまいますが、輪切りのすだちが敷き詰められたすだちそばが有名のようですので、次回はそちらにしたいと思います(写真の中には無いですね・・・汗)。
築地にお越しの際はどうぞ。