箱根・強羅にある「季の宿 雪月花」に宿泊しました。運営は共立メンテナンス系の共立リゾートですが、開発したのは広島のデベロッパーで不動産流動化バブルの際に一世を風靡し、民事再生となったアーバンコーポレイションのAM会社であるアーバン・アセットマネジメント(現・レガロキャピタル)です。
かつて本ホテルが建つ前にあった強羅ホテルは、かの国際興業・小佐野賢治氏が東京急行から買い取って所有・運営していたものの老朽化で取り壊し、跡地をアーバンが買い取って開発した経緯があります。尚、竣工は2006年末のため、既に築15年程が経過しています。
和風旅館然としたエントランスをくぐると、風除室から季節感のある装飾が色を添えています。私は「雪月花」というワードを聞くだけで、ロマサガ必殺技の「乱れ雪月花」と、工藤静香の曲に自動変換されてしまう不治のお病気にかかってしまったアラフォー世代です。
お部屋は和洋室(45㎡)です。最近の共立メンテの部屋ではよくみられる、小上がりハリウッドツイン系お布団敷きのお部屋でした。
個室露天風呂と眺望はこんな感じです。強羅駅と箱根登山鉄道の入線風景が一望できるので、鉄道マニアの方にもおすすめできます。
抹茶とお土産引換券、温泉饅頭です。引換券は売店で複数の商品群の中から引き換えが出来たので、箱根寄木細工の独楽とコースターを貰いました。
夕食はふぐ鍋付の懐石コース(花鳥)、もしくは、和牛しゃぶしゃぶ寿司コース(風月)が選べたので、後者にしました。寿司はアラカルト方式でのどぐろの握り等も選択可能です。
ちなみに夕食前までの小腹満たし用にカップ麺(ただしトップバリュ製品)と焼き蒲鉾の提供がありました。心憎いサーヴィスです。そして、大浴場前には謎の冷凍庫と金属製のたらいを発見・・・。
中を覗き見るとヤクルトのジェネリック品のような乳酸菌飲料と、ドール製と思しきフルーツのアイスバーがありました。此方も共立メンテのお宿ではよく見ますが、湯上り後の火照った身体にはありがたい一品です。
なお、朝食についてはご時勢柄かもしれませんが、バイキングではなくFIXの朝定食でした。大鍋で人数分が一気に提供されるなめこ味噌汁が豪快です。
お宿は大体まぁそんな感じでした。気に入ったので、リピートしたいと思いますが、いつのまにか強羅公園に向かう坂の頂上部に「別邸 翠雲」なる別館が出来ていたので、そちらも地味に気になります。佇まいから想像するに、今回宿泊した本館はファミリー向け、別館の方はアベック()向けという感じでしょうか。
強羅にお越しの際はぜひどうぞ。
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