普段はシニア層に強い地味な百貨店(失礼)として名高い京王百貨店ですが、新春に開催されるこの駅弁大会に関しては、数ある百貨店催事でも異彩を放つ大人気ぶりであり、新宿周辺のワーカーや沿線住民に新春の訪れを感じさせる名物企画となっています。
本大会は毎年1月中旬に14日間ほど開催され、TVなどでも盛んに放映される序盤は混みがちですが、中盤～終盤になると混雑が緩和されます。訪問した日は開催2日目でしたが、時間が夕方過ぎで遅かったため、入場整理券の発券もなく即入場出来ました。なお今回はかの有名な大阪の「551HORAI」が目玉企画として誘致されており、そちらについては安定の大行列でしたのでご注意ください。
戦利品は以下のとおりです。初回訪問時は品切れの多かった実演物を全回避し、輸送駅弁に絞っています。まずは北陸本線・福井駅の「北陸三昧か～にバル」、税込1,200円です。
敷き詰められたかにほぐし身ご飯の上に、かにみそ、かに身棒肉、かに棒肉天ぷらが別区画に置かれています。かに尽くしで、まさにカーニバル・・・かもしれません。
北陸本線・金沢駅の「輪島朝市弁当」、税込1,100円です。
輪島朝市さながらに、かき飯、サザエのいしる煮、ぶり角煮、たらの子旨煮、中島菜の堅豆腐、小木港産のいかとわかめの酢の物が盛り込まれています。輪島朝市組合公認だそうです。
山陽本線 姫路駅「牡蠣まつり丼」、税込1,380円です。
瀬戸内海産の牡蠣蒸焼が10粒も入っているほか、オイスターソースを炊きこんだ深みのある牡蠣めしです。
中央本線・小淵沢駅の「山梨県産ワイン仕込み牛角煮＆炭火焼肉弁当」、税込1,080円です。
中央線では一番有名な駅弁会社である、1918年創業の丸政製です。同社はJR東日本「駅弁味の陣 2021」で「ワインのめし」が大賞を獲得するなど、足許でも輝かしい実績を誇っており安定感があります。
ちなみに、本大会でのお支払いは「全国百貨店共通商品券」ではなく、色々な会社から優待で貰うVISA、NICOSといった信販系のギフトカードを使用しています。信販系のギフトカードは額面1,000円以上であり(※500円額面も存在)、お釣りが出ませんが、駅弁は大体1,000円以上するケースが殆どなので、端数を現金払いする形で問題なく使用できます。
駅弁大会は20日(木)までやっていますので、お近くの方は是非どうぞ。私も再訪予定です。
第57回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会＠京王百貨店・新宿店(※リンクしています)。
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