今日のひとこと(うわっ、私の年収低すぎ)。 | なちゅの市川綜合研究所

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みなさんは年収(給料)の高い会社はお好きでしょうか・・・って、そんな当たり前のこと聞くなよ!って感じかもしれませんが、ここで言う年収は自分が働いてサラリーマンとして貰う給料の話ではなく、「自分の投資先」の給料の話です。投資している方ならご存じかと思いますが、四季報や有価証券報告書には平均年収が記載されています。

 

さてつい先日、某西遊記系プロダクトのグループウェア会社の社長が「日本の給料が上がらないのは、アップデートできないオッサンのせいだ」などといつもどおりの先鋭的なご発言をなさったところ、同社の年収が5年間がほぼ上がっておらず、公務員水準をも下回っていることが判明して、プチ炎上したのは記憶に新しいところです。

 

個人的な考えとして、今後は給料水準がそもそも低い会社や上げらない会社は今後は結構苦しくなっていくと思います。最近の日経報道等でも報じられているとおり、特に「DX化する側」の人材は人手不足が鮮明であり、高年収での奪い合いになっています。先に例示した会社は「DX化する側」のドメインと解されますが、平均年齢34.5歳で年収600万円というのは一般企業としては安くはないものの、DX人材市場で優秀な中途を採用するのはかなり難しいと思われます。

 

そして裏を返せば、年収500万円とかそれ以下でDX云々言っている会社はもっと厳しいですし、優秀な人材が取れないばかりか、全社の年収水準を50万円でも底上げしようものなら、多くの利益が吹き飛ぶため、現状が既にサスティナブルでない可能性もあります。他方、一昨年東証マザーズに上場したDX(CX)企業であるプレイドのように依然赤字経営ながらも、200名程の社員に平均887万円(平均年齢33.0歳!)を払ったりしている会社もあり、今後は高い給料を払える会社と払えない会社で、人材のクオリティの違いによるビジネス品質の差が業績に跳ね返って徐々に顕在化していくと考えています。

 

そんなわけで限界サラリーマンのワタクシとしては、投資先の某財閥系総合商社のキラキラ年収を見たりするにつけ「うわっ、こんなに高い年収貰ってるのか・・・」などと複雑な乙女心(おっさん)を持ったりすることもありますが、これからの時代は、自分の勤務先も投資先であっても給料は高いに越したことはないな・・・などと思うわけです(おわり)

 

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