今日のひとこと(全裸監督)。 | なちゅの市川綜合研究所

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みなさまは有料の動画配信サービスには加入されておりますでしょうか?新型肺炎禍の巣ごもりニーズでNetflixやAmazonPrime、U-NEXTやHulu、U-NEXTなどが伸びておりますが、我が家ではNetflixやAmazonPrimeに加入して、テレビに繋げて民放代わりに見たりしています。

 

そんななかNetflixの話題作、「全裸監督」をやっと視聴し終えました。実はシーズン2の配信が始まったのはこの6月からであり、話としてはそれで完結するのですが、私の場合そもそもシーズン1を見始めたのがこの8月からだったので、意図せず“通し”で見ることが出来ました。ただ作品の特性上、家族が寝静まってから1人で見るほかないので(笑)、毎日23~24時頃から1話ずつ見ていく必要があり、通常の作品より時間がかかりました。

 

今更いうまでもありませんが、本作はAVの帝王と言われる伝説の監督・村西とおる氏の半生を描いた作品(主演は山田孝之氏)であり、“絡み”ありのエロシーンの満載は勿論のこと、暴力シーンもあるぶっちぎりの18禁作品であるほか、自身のトラブル絡みで民放では通常起用できないようタレントが配役されている点など、様々な意味において大変チャレンジングな作品となっています。

 

製作費も日本のTVドラマが1話あたり1,000~2,000万円、最高値の大河ドラマでも5,000~7,000万円が相場のようですが、本作品は推定1億円かそれ以上とされており、私のような素人が見ても巨費が投じられていることは一目でわかります。キャスト自体も豪華ですが、それ以上にセッティングに物凄くお金がかかっている印象であり、古き良き昭和の街並みや空前のハワイロケなどバブル期の沸々とさせる雰囲気が背景を通して大変よく伝わってきます。

 

この「全裸監督」は全世界で配信されており、お隣の韓国をはじめ海外でもヒットしているようです。たとえ製作費が巨額であっても、ヒットすればすぐに多言語化してワールドワイドで展開出来るNetflixは大変有利なプラットフォームであり、簡単に回収することが出来るので、今後の日本の民放やドラマ制作会社は限られた製作費の中でこうした黒船勢力と対抗する必要があるので、中々大変だと感じました。

 

また今後はタレント側も日本限定のローカルドラマより、全世界のメディア関係者の目に留まる可能性があり、そもそもギャラ自体も高いNetflix等への出演を選好する向きも増えそうです。なお、「全裸監督」は製作費のほかに、シーズン1だけでも別途10億円の広告費も投じられているようであり、道理で街中の巨大広告や“バ~ニラ、バニラ高収入”方式の宣伝トラック、主要ターミナル駅の交通広告などやたらと目にするわけだと後から納得しました。

 

そんなわけで、「全裸監督」は作品自体のクオリティもさることながら、本邦のドラマ制作のルールを一変させうる大変エポックメーキングな作品であると思っています。本作を見るためだけにNetflixに加入するだけの価値は十分あると個人的には思いますので、お時間のある方は夜な夜なご視聴いただければと思います。

 

ここからは余談ですが・・・テレビ朝日の深夜番組の「お願い!ランキング」でひたすら「ナイスですね~」と連呼するナイスラビットなる変なウサギのキャラクターがいたのですが・・・あれは村西監督へのオマージュだったのでしょうか。かの黒木香さんも同局の朝まで生テレビに出演されてましたので、実際そうかもしれませんね(おわり)

 

*参考リンク:村西監督のYahoo!ニュースオリジナル記事(9/4)です。あらすじがわかります。

借金50億、懲役370年ーー。「悪あがきして生きのびた」村西とおるが死にたい夜に考えていたこと

 

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