最近訪問した外食店舗の実査と感想の記録です。桐始結花、とは箪笥や下駄など暮らしの道具に欠かせない桐が、その花が実を結び始める頃という言葉だそうです。
①かつや(アークランドサービスHD/持株会社・以下同様とする)
新型肺炎禍でもロードサイド中心の業態が多く、テイクアウト需要も獲得して堅調そのもののアークランドサービスの主力業態「かつや」です。引き続き好調を維持していることの裏返しなのか、恒例の感謝祭(全力応援祭)も下半期の売上に算入される7月に入ってからの開催でした。開催期間はやや長めの10日間、主力4商品の中級品が150円引きというセール内容です。
「かつや」のこの手のセールでは、正価で860円もするので躊躇してなかなか注文出来ないカツカレーの竹を注文するのですが、どうしても豚汁付きが良かったので、ロースカツ定食(税込610円、割引後)にしました。しかも勢いあまって豚汁はオプションで大盛にしたところ、大変満足できました。前から言ってますが、豚汁専門業態の「ごちとん」の早期全国展開が期待されますね。
②スシロー(FOOD&LIFE COMPANIES)
「かつや」と並び新型肺炎禍の勝ち組とされる「スシロー」を久々に訪店してきました。持株会社のFOOD&LIFE COMPANIESは選択と集中を進める吉野家から「京樽」を買収し、テイクアウト機能を大幅に強化するなど全方位的な抜け目の無さが光っており、回転寿司業界では既に横綱級の風格すら感じるところであります。訪店したタイミングでは北海道フェアを開催していました。
特選白老牛にぎり(税込330円)、天然つぶ貝、羅臼産真いか山わさび乗せ(いずれも税込165円)を注文してみましたところ、つぶ貝は期待通りの歯応えがあり、真いかも食感が良かったです。
ただ全般的にシャリの大きさが小さく、代表商品であるマグロなど品質が高位安定しているメニュー以外は他社比で若干物足りないものもありました。個店差の範囲と信じたいところですが、大量出店で少し既存店の実力が緩んでいる感じもしましたので、品質の底上げに期待したいと思います。スイーツやコーヒーに関しては満足のいく水準でした。
③一風堂(力の源ホールディングス)
手元に有効期限の近いどれでも一杯無料の優待券があったので、本能でつい一番高いメニューを注文してしまいました。この日に注文したのは「特製極からか麺/税抜1,290円」です。
豚骨スープに自家製のラー油と香油を合わせたという一品は、見た目の赤さの通りの辛さであり、選べる辛さのレベルも普通を選択したものの、十分すぎる程の辛味を感じました。トッピングに添えられている見た目は柚子胡椒の塊のような“ゴマ爆弾”には3種類のゴマ(炒りゴマ、摺りゴマ、練りゴマ)を使うと、坦々麺風に味変し、辛味の角が取れてマイルドになりました。人気シリーズの商品ではありますが、かなり癖が強いので、たまにでいいかな・・・という感じでした。
以上、今回は3業態を訪店しました。機会があればまた書きます。
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