2日連続で「自分語り」みたいなエントリになってしまって恐縮ですが、私は株で利益確定しても、逆に損切りしたとしても、もはや何も感じない体質になっています。勿論、瞬間的には嬉しいとか悔しいとかそういう感情は芽生えるのですが、10秒経たずにクールダウンしてしまいます。どちらかというと、悔しさが強く出るのは損切りして実損を確定させた時よりも、目をつけておきながら買わずにいた株がスルスル騰がってしまった時の方が強い気がします。
では逆に利益確定よりも嬉しいことってなんだろなと考えてみたのですが、やはり配当金の入金があったり、株主優待が届いた時は嬉しいと感じます。私は株の値上がり益でいくら儲かったところで証券口座から出金などしませんし、ゆえにこれといった贅沢もしません。創出された利益についても、代わりにすぐ他の株を買って終了ですので、なかなか嬉しいという感情が生まれません。
かような背景もあり、私にとって配当金は膨らんだ証券口座からお金を引き出せる唯一の手段であり(注:私は配当金を銀行口座受取にしています)、権利落ち要素を一旦無視すれば、自分の資産を減らすことなく別のところからお金が振り込まれるので、これに関しては文句なく嬉しくなります。
いうまでもなく6月は、多くの3月権利企業の配当金支払開始が集中する月であるため、1年の中でも特に豊かさを実感することが多い月となります。また、優待についても6月の到着が多かったりするのですが、日銀券でもらえる配当金と違って優待券には有効期限があるので、ある意味において無理やり贅沢することを強要されます。そのため、こちらについても「贅沢な悩み」的な嬉しさがあるように感じます。
世の中的に6月は梅雨で曇天や雨降り続きですし、祝日も無いので、何かと鬱々としがちな月ではありますが、インカムゲイン系の投資家にとっては1年で最も豊かさを実感する月だと思います。新型肺炎禍で株主総会への参加がはばかられるのだけは残念ですが、向こう1ヵ月弱は投資による果実を味わっていきたいなと思います。