なちゅの外食実査2021・蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)。 | なちゅの市川綜合研究所

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最近訪問した外食店舗の実査と感想の記録です。蚕起食桑、とは蚕が桑の葉を盛んに食べだす頃という言葉だそうです。

 

①大戸屋(大戸屋ホールディングス、括弧内は運営/持株会社・以下同様とする)

もう名実ともにコロワイド傘下になって、食材仕入れ等も相当程度共通化されていると思われますが、訪店した時には京丹黒大豆味噌のキャンペーンをやっていました。セントラルキッチン化(店内調理の削減)を素材のポテンシャル訴求でカバーしにいく作戦なのかな・・・などとつい邪推してしまいます。

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折角なのでこの期間限定メニューの中から京丹・黒大豆味噌の土鍋鶏麻婆(税抜991円)をいただきました。さすがに土鍋系メニューということで、ぐつぐつと煮込んでいる調理間のある状態で提供され、写真よりもトロみが強かったものの、美味しくいただきました。

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②ごちとん(アークランドサービス)

旗艦のかつやに加えて、買収したマンゴツリーやキャンプカレーなど展開業態を急速に増やしているALサービスですが、同社中興の祖であり15年程社長を務めた臼井健一郎社長が退任されるという外食業界を揺るがす衝撃のニュースが金曜日に発表されました。そんなわけで、今回は目下注力中の豚汁業態“ごちとん”を初訪店しました。

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この日はオープン記念特価、ということで通常税抜840円する「ごろごろ野菜のごちとん豚汁定食」が税抜590円だったので、テイクアウトしてみました。

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テイクアウトにすると店内飲食とは異なり、玉子やサラダ・お新香がつかないようですが、ご自慢のごちとん(ごちそう豚汁)は香ばしい豚肉が何枚も入っているほか、肉豆腐に入っていそうな巨大な豆腐、大振りのじゃがいもや人参といった野菜が文字通りごろごろと入っており、満足できる内容でした。豚汁メニューとしては強気の値付けですが、かつやの客層とは異なる女性客を取り込めるポテンシャルがあると思います。

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③はなまるうどん(吉野家ホールディングス)

うどんを食べる時は丸亀製麺に行くことが多いのですが、吉野家HD株主でもあるので、たまには様子見がてら久々に訪店してみました。注文したのはわかめうどんと紅生姜かき揚げというスタンダードなものですが、紅生姜かき揚げの玉ねぎ構成比が高かったのは少々残念でした。はなまるの揚げ物は丸亀よりも一段落ちるので、独自性のある牛丼セットメニューやサラダうどん等に頼りっぱなしではなく、こうした脇役陣の底上げも期待したいなと思います。

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感染防止のため、天かすや揚げかす無料サービスを安易にやめてしまうのではなく、専用のボトル形式で提供していた点はよかったと思います。価格訴求が重要なセルフ式うどん店にとって、こういった無料のサービスは地味に重要です。

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以上、今回は3業態を訪店しました。機会があればまた書きます。

 

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