今年の取組方針(投資戦略アウトルック/2021.01.01)。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
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謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 

昨年は新型肺炎禍で1年を通してボラタイルな動きとなりましたが、仕舞いはほぼ引けピンに近い形となったので、現物ホールド派の当方としては(外食や空運など部分的にヤラれた銘柄も多いものの)、悪いながらもまずまず凌ぐことが出来た1年だったのかなと思います。

 

特に今次ショックは空前の金融緩和が株価の下支えとなって瞬く間に反発局面入りしたので、何十カ月にも渡って反発の兆しが見えなかったリーマンショックと比べると短期調整で済んでおり、現実逃避したらスルスル戻って助かってた・・・みたいなケースも多かったと思われます。観測範囲でも無事に生き残った個人投資家さんの方が大多数みられるため、過度なボラ相場による余計な悲劇が生まれなくて良かったなと思います。


閑話休題、今年の取組方針については、私の基本姿勢である「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を大前提に、昨年全く見せ場の無かった大型バリュー株を軸に、個別で良さそうな成長株をアラカルトで拾っていく方針です。年明け以降も新型肺炎の動向に振らされることが多いと思いますが、空前の金融緩和の反動で緩やかながらも金利は上方向に向かっていく可能性が高く、そうなると昨年活躍したマザーズ銘柄などよりは、どちらかというと大型株の方が優位と考えています。特に今年度の増益率は大型株の方が高く出やすいため、逆にこれまで成長モメンタムを維持してきた中小型株の方が増益率で見劣りするようなことも出てくると考えています。

 

また、本取組方針には含まれない投資以外の部分の“ありよう”については、引き続き仕事や家族、投資以外で自分がやりたいこととのリソース配分の最適化を図っていきたいと思います。残念ながら私は既に若くなく、そろそろハタチに戻るよりも還暦の方が近くなるような年齢を迎えるため、誰しも平等に与えられた1年365日・1日24時間をどのように使っていくかについては、お金回りのこと以上に真剣に考えていきたいなと考えております。

 

それでは、本年も弊ブログのご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

 

2021年 元旦 

なちゅ

 


ご参考銘柄 
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■ENEOSホールディングス(5020) 370円

大型高配当バリュー株。下限配当22円と自社株買いを含めた高い還元コミット。油価苦しいが、銅が下支え。ESG先行。増配も。

 

電源開発(9513) 1,421円

大型高配当バリュー株。石炭火力の4割を占める低効率が全喪失のリスクがあるほか問題山積みだが、株価ディスカウント大。

 

■セブン銀行(8410) 218円

大型高配当バリュー株。メガバンクの手数料変更の影響大。タイプ4ATM設置遅れなら上振れ、親会社の資本政策にも注目。

 

■グッドパッチ(7351) 2,600円 *2020年IPO銘柄

小型成長株。デザイン絡みのDX銘柄として独自性高い。デジガレ系ながら電通とも近く、大型クライアント獲得期待。

 

■ダイレクトマーケティングミックス(7354) 2,623円 *2020年IPO銘柄

中小型成長株。よくあるテレアポ業種ながら、希少なアウトバウンド型で新型肺炎禍では営業ニーズ大。光通信色強い。

 

 

※前年の参考銘柄(結果)
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出光興産(5019) 3,030円→2,270円

片倉工業(3001) 1,365円→1,330円

マーキュリアインベストメント(7190) 756円→664円

力の源ホールディングス(3561) 1,009円→566円

日本航空(9201) 3,397円→1,995円

 

*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。

 

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