株主総会に参加するために有給休暇を使わずとっておいたのに、「株主様のご来場はお控えください。お土産はありません」と朱字書きされた招集ご通知ばかり届いて肩を落とす個人投資家の皆様へお贈りするカテゴリー“立ち食いそば”累計122店目の紹介となります。
さて今回はJR中央快速・緩行線、荻窪駅構内(改札外)にあるそば・うどん「爽亭」に行ってきました。JR荻窪駅は東京メトロ丸ノ内線との乗り換えが出来る阿佐ヶ谷寄りの東改札を使われる方が多いかと思いますが、当店があるのは吉祥寺寄りの西改札となりますのでご注意ください。
JR駅構内の駅そばというと、JR東日本フーズ(旧:日本レストランエンタプライズ)の運営する「いろり庵 きらく」がつとに有名ですが、こちらはジャパン・トラベル・サービスという外部業者が入っています。同社は国鉄からの業務委託により日本酒や生ビールの販売で実績を積み、今ではJR各社から営業承認を受けて、駅構内における軽飲食を受託しています。最も有名と思われるのが、8店を運営する「きしめん 住よし」であり、JR名古屋駅の新幹線ホーム等に店があります。本社が杉並区ですが、東京圏はそば・うどん事業、名古屋圏はきしめん事業とエリアによって麺種を変えて展開しているようです。
さて今回は「かき揚げ天そば/430円」、をオーダーしました。
お味の方は、昆布を感じさせるやや甘目あり、醤油頼りというわけではないので出汁の色味もそこまで黒くはありません。麺の方は小麦粉感の強い「駅そば」の麺でした。かき揚げは揚げ置きで、タネは人参、ネギが中心でしたが桜海老が少々入っていたように記憶しています。総合評価としては「駅そば」のイメージを裏切らない“中の中”といった感じですが、「きらく」よりは相対優位かと思います。
ほかのメニューについてはこんな感じです。メニューを絞り込んでいる「きらく」よりもバリュエーションが多いです。ごぼう天、春菊天、豚肉生姜などをしっかりカバーしている点が地味に良いですね。
夏なので冷やしのメニューもありました。冷やしは作るのにひと手間かかるのですが、「梅おろし」や「冷やし坦々」で400円台なら割安感があると思います。
荻窪にお越しの際は是非どうぞ。