戻り売りで「おやすみモード」突入、も一考。 | なちゅの市川綜合研究所

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お株の方は2番底(日経平均17,646円)形成目前というところまで来ていて、4月第2週のところはよく戻したと言えそうです。金曜日のNY市場もプラスで引けているので、無事に戻り高値である19,564円を抜けてくれば、相場格言的には買いとされる状況になろうかと思います。

 

新型肺炎による影響については、諸外国では既にピークアウトしたか、あるいはピークアウトが視野に入っており、本邦や新興国はピークアウトまでは見通せてない状況ですが、今後は治療薬や気温の上昇、各種封じ込め策などで良化に向かうことが見込まれますし(武漢のセカンドインパクトは気掛かりですが)、新型肺炎それ単独の影響は相当程度織り込まれているものと考えています。

 

ただ、新型肺炎に端を発した金融の信用不安や雇用情勢といった別の問題に関してはまだ織り込みが不十分だと思っています。実際の企業業績に目を転じてみれば、既に2月決算企業の本決算がちらほら出てきていますが、スーパーやドラッグストアなど業績の読みやすい業種以外は、当然ながら業績予想や配当予想を未定としているところが多く、翌月にかけて本格化する3月決算企業の決算に早くも暗い影を落としています。今後は倒産も増えるとみられ、連鎖倒産や失業者の増加といった顔を変えたネガティブ要因が改めて嫌気されることが想定されます。

 

勿論、各国政府が空前の経済対策を打ったり、各国中銀が同様に緩和したり、ジャンク債なんかまで買ったりし始めているので、金融的(端的に言うと株価的)には下支えされるので、そことの“綱引き”になろうかとは思いますが、少なくとも年内いっぱいはボラタイルな展開が続くでしょう。

 

あいにく私もここから上なのか、下なのかを占うことが出来る魔法の水晶玉を持っているわけではないので、方向性はわかりませんが、わからないならわからないなりに、「おやすみモード」に入って何もしないというのも一考かなと思います。買いポジションの多い方であれば、足許では底値からかなり戻しているので、いくらか戻り売りを実行し、ポジション自体を軽くしておくのがいいのかなと思います。

 

というか、そもそもこのような難しい相場で無理にポジションを張って消耗する意味はあまりないので、いま流行りの「あつまれ どうぶつの森」やら「FINAL FANTASYⅦ REMAKE」でもやって、相場が落ち着くまで完全スルーを決め込んだ方が、精神的にもいいのかなと思います。ゲームでもやりながら、少額でインデックスの積立投資でも始めておけばなんかもそれでいいんじゃないかな・・・と。

 


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