「近畿大学水産研究所」はおよそ30年の歳月をかけて世界初のクロマグロの完全養殖に成功した近畿大学と、商用化のための事業会社アーマリン近大が展開する飲食店であり、運営は大阪を地盤とするサントリー系の飲食子会社ダイナック(2675)が受託しています。
訪問したのは銀座コリドー街の店舗で、東日本では唯一の店舗となっています。店舗内には駅などでたまに見かける近畿大学のキャッチーなポスターも掲示されています。この銀座店以外では梅田のグランフロント大阪にしか店がありませんが、本年6月には東京駅グランスタ新エリア1階に「近畿大学水産研究所 はなれ」を開業予定のようです。
プレミアムモルツで乾杯です。さすがにダイナック店なので、提供されるグラスやビールのコンディションも良好です。お通しにマグロのあら炊きが出てくるのは豪華ですね。
そしてこちらが看板メニューの近大マグロと選抜鮮魚のお造り6点盛りです(写真は2名盛り、オプションで大トロ追加)です。食に供される本日を以って水産研究所を“卒業”となるため、訪店した日付が記載されたマグロの卒業証書が付してありました。赤身に限らず、カマトロやカンパチ、シマアジなども脂が乗っていて美味しかったです。
和歌山県産の焼きたけのこと、和歌山あんぽ柿とクリームチーズです。水産研究所の拠点が和歌山に多数あることもあり、ご当地メニューが大変充実しています。東京で和歌山の地のモノがいただける店は多くないので貴重だと思います。たけのこは春を感じさせるメニューで良いですね。
ドリンクも紀州南高梅の大ぶりな梅干しが丸ごと1個入ったのサワーや、JAわかやまの生姜生絞りジンジャーエールなど和歌山ものが取り揃えてありました。
日本酒のアテとなるメニューが充実していたので、つい調子にのってヒレ酒も発注しました。新型肺炎による下落相場でマイポートフォリオも冷え込んでしまいましたが、暖かいヒレ酒が心と身体に沁み渡ります。
当店はよくメディアで取り上げられることもあり、オープンしてから暫く行列の絶えない人気店でしたが、足許では自粛ムードの影響もあって?さすがに少し落ち着いてきたようですので、訪店しやすいタイミングになったと思います。なお、ランチ帯では900円で「近大マグロと選抜鮮魚のばらちらし丼」がいただけるのでお得ですね。
私はダイナック株主ではないので現金払いしましたが(そもそも優待券も除外店舗だそうです)、ジェフグルメカードを使用出来るようですので、お持ちの方は持参されるとよろしいかと思います。
銀座(コリドー街)にお越しの際はぜひどうぞ。